鬼滅の刃を見返していて「炭治郎って本当に優しいの?」と思う方っていませんか?
確かに善良な主人公として描かれていますが、時々「それって押し付けがましくない?」と感じるシーンもあるんですよね。
今回は炭治郎の善意について、少し別の角度から考察してみました。
彼の行動の裏にある心理を探ると、意外な発見があるかもしれません。
炭治郎のファンの方は閲覧注意かもです!
炭治郎の価値観の押し付けがすごい?
一方的な正義感の押しつけで「思いやりだろう!」
— モンモモンジロウ(バイオヨシダ) (@axbtcop3) June 21, 2022
炭治郎なら言いかねない#鬼滅の刃 pic.twitter.com/mxQfs1YUik
炭治郎の特徴的な行動パターンとして「相手を理解しようとする姿勢」がありますよね。
嗅覚の鋭い炭治郎は、匂いで様々な感情を察すことができますが
鬼に対してもその能力は有効で、戦いの最中だけでなく、倒した鬼の感情にも寄り添おうとします。
確かに美しい場面なんですが、これを何度も見ているうちに、なんだか違和感を覚える方は多いみたいですね。
「事情も知らないのに同情しているところがおこがましい」
「鬼に家族を殺された人もいるのに、そっちの感情は考えないの?」といった感想が多いです。
SNSを見ると「炭治郎の押し付けがましさが苦手」という声は結構あるんですよね。
ただ、作品の人気が高いだけに、こうした批判的な意見は表立って言いにくい雰囲気があるのも事実です。
鬼滅の炭治郎くん、自分の感覚だと「自分の意見と価値観を他人にもの凄い勢いで押し付けてくるはた迷惑な奴」だったんだけど、近くで食事してる人達が「主人公の子が凄く優しくて」と話してるのを聞いて、そっか、世間ではあれを優しいと言うのか……ってなってる。まいのりてい。
— MOKE (@monyura) October 29, 2020
炭治郎の行動を冷静に分析すると、「話せば分かる」「努力すれば叶う」という世界観が根底にあることが分かります。
これ自体は悪いことじゃないんですが、問題はそれを他者にも適用してしまうことなんです。
自分が倒した鬼のことで他人が何かすると怒ったり、ひたすら禰豆子に甘くて発言が自分勝手だったり…。
初対面で柱に言った「善良な鬼の区別もつかないならやめてしまえ」の発言は特にひどいものです。
炭治郎は信じたら止まらないところはありますよね。
鬼への優しさ…これは偽善?
画像引用元X
炭治郎の最も特徴的な行動として「鬼への同情」があります。
どんな凶悪な鬼でも、その背景や苦しみに思いを馳せ、最後には涙を流す。
お決まりの泣けるシーンですが、これも冷静に考えるとおかしいとされていますね。
まず第一に、これって被害者の気持ちを無視しているんじゃないか?という意見。
鬼に家族を殺された人たちからすれば、加害者に同情を示す炭治郎の姿は不快に映るでしょう。
善意からの行動とはいえ、それが必ずしも正しいとは限らないんです。
そして、この「同情」は結局のところ、炭治郎の自己満足に過ぎないんじゃないか?という声もあります。
鬼を斬った後に手を握ったり、声をかけたり、弔ったり…「そもそも斬ったのは誰だよ」ということのようです。

お互い命がけな場面ですし、それでも相手に同情できる余地があるのは優しさだと思いますが…自己満足というと確かに否定できないものではあります。
炭治郎は優しくないのか?といわれると、個人的には優しいというよりも「真面目、まっすぐ」というのが印象に近いですね。
周囲が作り上げる「完璧な主人公」像の違和感
画像引用元http://animesoku.com/archives/23259174.html
最後に触れたいのが、炭治郎を取り巻く環境の問題です。
作中では、炭治郎の価値観や行動に対して、異を唱えるキャラクターが存在しないんですよね。
これは現実的に考えるとかなり不自然なことです。
不死川とはちょっと険悪ですが、炭治郎は会う人をあっという間に感化します。
主人公という立場から特別扱いなのは仕方がないですが、それにしてもあっさりしすぎですよね。
例えば、伊之助なんて最初は炭治郎に反発していたのに、数コマでいつの間にかなじんでいました。
善逸も同様です。
この現象は、炭治郎の「押し付けがましさ」を際立たせる結果になっていると考えられます。
炭治郎は、「長男だから我慢できた」のように独特な考え方を持っていますが、これを他人にも強要しても注意されないし、ツッコミもないんです。
これは読者・視聴者からすると反論もできずに考えを押し付けられた感覚があるのだと思います。
炭治郎はまっすぐで優しくて思いやりがある、そういう風に見せられているので
キャラクターも炭治郎に意見しません。
ある意味完璧な主人公を受け入れさせようとしているところが、一部のファンには違和感なのでしょう。
まとめ
鬼滅の刃の炭治郎は、優しくて思いやりがある、包容力にあふれたキャラクターとして描かれています。
ただ、妹の立場が鬼で複雑であることもあって、冷静になって周囲のことを考えると「これってどうなの?」となる場面も多いのは事実でしょう。
人によって感じ方は様々ですが、実際炭治郎と接すると疲れそうな気がするのは私だけではないと思います。
皆さんはどうでしょうか、違和感を覚える場面はありますか?
ここまでありがとうございました。
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