鬼滅の刃に登場する炎柱・煉獄杏寿郎。
無限列車編ではおそらく涙をぼろぼろ流した方も多いでしょう。
さて、ここまで何度も調べてきた苗字シリーズ、今回は「煉獄という苗字は実在するのか?」という点について調べていきます。
今回は、この煉獄という苗字が実在するのか、全国に何人いるのか、さらには名前の意味など詳しく調査しました。
煉獄杏寿郎とは?基本プロフィールを確認
画像引用元https://collabo-cafe.com/events/collabo/kimetsu-drama-cd-kyojuro-rengoku-ufotable-original-illust2021-vol2/
煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)のプロフィール
まず、炎柱・煉獄杏寿郎の基本情報を整理してみましょう。
煉獄杏寿郎 基本情報
- 階級:炎柱(えんばしら)
- 年齢:20歳
- 誕生日:5月10日
- 身長・体重:177cm・72kg
- 呼吸:炎の呼吸
- 出身地:東京府荏原郡駒沢村(現・世田谷区桜新町)
- 声優:日野聡
煉獄杏寿郎は鬼殺隊最高位の「柱」の一人で、炎の呼吸を使う剣士です。
炎のような鮮やかな髪色と、常に前向きで熱い心を持つ人格者として描かれています。
煉獄杏寿郎の背景と性格
煉獄杏寿郎には感動的な背景設定があります。
- 性格:正義感が強く、人想いで熱い心の持ち主
- 家系:代々炎柱を輩出する煉獄家の長男
- 信念:「心を燃やせ」が口癖
- 使命感:人々を守ることに強い責任感を持つ
父親との一件も含め、切なくもどかしい関係性は心を揺さぶられた方も多いでしょう。
画像引用元https://renote.net/articles/15767
煉獄家は代々優秀な剣士を輩出してきた家系として、実力はもちろん、背負うものも人一倍でしたね。
無限列車編では主要人物として活躍し、多くのファンに愛されるキャラクターです。
炎の呼吸について
煉獄杏寿郎が使用する「炎の呼吸」は、基本となる五大流派の一つです。
炎の呼吸の技一覧
- 壱ノ型:不知火
- 弐ノ型:昇り炎天
- 参ノ型:気炎万丈
- 肆ノ型:盛炎のうねり
- 伍ノ型:炎虎
- 玖ノ型:煉獄
特に玖ノ型「煉獄」は、彼の名前と同じ技名となっているのが印象的です。
煉獄苗字の実在性を徹底調査
画像引用元https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2101/18/news127.html
煉獄は実在しない苗字
詳しく調査した結果、煉獄という苗字は実在しません。
名字由来netをはじめとする複数のデータベースで確認した結果は以下の通りです。
煉獄苗字の調査結果
- 全国人数:0人
- 全国順位:該当なし
- 読み方:れんごく
- 実在状況:確認されていない
もちろん、この調査が確実とは言い切れませんが、現状では一番可能性が高い結論と言えるでしょう。
他の鬼滅キャラの苗字との比較
興味深いことに、鬼滅の刃の他のキャラクターの苗字は多くが実在しています。
鬼滅キャラの苗字実在状況
- 竈門:実在(全国約1軒)
- 冨岡:実在(全国約8,500人)
- 甘露寺:実在(全国約50人)
- 不死川:実在(全国約10人)
- 煉獄:実在しない(0人)
岩柱の悲鳴嶼もそうですが、ちょこちょこ存在しない(?)苗字があるのも面白いですね。
なぜ煉獄という苗字が存在しないのか
煉獄という苗字が存在しない理由は、その漢字の持つ意味にあります。
「煉獄」という言葉は非常に宗教的で重い意味を持つため、苗字として使用されることがなかったと考えられます。
- 宗教的意味:仏教・キリスト教での浄化の場
- 印象の重さ:死や苦悩を連想させる
- 社会的配慮:日常使いには不適切とされた
- 歴史的背景:縁起が悪いとされた
カトリック教では、天国と地獄の間といわれるそうです。
日本でも、そういった位置づけとして「小さな罪を犯した者が、天国へ行く前に罪を浄化される場所」とも言われているそうですよ。
名前としては深い意味がありそうですね。
詳しく見ていきましょう。
「煉獄」という言葉の由来と意味を深掘り
画像引用元X
「煉獄」の仏教的意味
煉獄(れんごく)とは、キリスト教において死者の霊が浄化される場所を指します。
仏教においては、煉獄という考え方はないそうです。
しかし、この概念は古くから存在し、非常に神聖で重要な意味を持っています。
煉獄の宗教的意味
- キリスト教:天国に行く前の浄化の場
- 一般的理解:苦難を通じて清められる場所
罪を浄化するために痛みを伴うとか、最後の審判の前の裁定の場というような意味合いもあるそうです。
私たちもしばしば創作の中でこういった意味合いを目にしたことがありますよね。
漢字一文字ずつの意味
「煉獄」を構成する漢字それぞれにも深い意味があります。
漢字の詳細分析
- 煉(れん):火で練り清める、鍛錬する
- 獄(ごく):監獄、地獄、裁きの場
- 組み合わせ:火による浄化と試練の場
- 印象:非常に重く、深刻な意味
このように、どちらの漢字も日常的に使うには重すぎる意味を持っていますね。
なぜ鬼滅の刃で「煉獄」が選ばれたのか
作者が煉獄杏寿郎に「煉獄」という苗字を与えた理由を考察します。
まず、炎を連想する言葉に「煉獄」があったというもの。
次に、鬼を浄化し人々を守るという役割。
個人的には、その2つを理由だと考えています。
ここまで『煉獄』の意味についてみてきましたが、鬼滅の煉獄さん本人は罪を犯しておらず、また、償いを求めたり裁定者のような役割をしたりしていません。
そのため、イメージに近いから…ではないかと思っています。
現代社会での「煉獄」の理解
現代では「煉獄」は比喩的な意味で使われることが多くなっています。
現代での煉獄の用法
- 文学的表現:激しい苦悩や試練を表す
- 日常会話:非常に困難な状況の比喩
- 創作作品:劇的な設定やキャラクター名
- 宗教的文脈:本来の意味での使用
基本的にはマイナスなイメージ、困難や苦痛を伴うものとして表現されることが多い言葉です。
古くから宗教的な意味で知られていた言葉ではありますが、創作物の中でいえば、使われ方は余裕で負の方面に傾くでしょう。
とはいえ、決して永遠の苦しみを表す言葉ではなく、あくまで「生前の罪を償う場所」なので、そこは忘れないでおきましょう。
まとめ
煉獄さんの名前は、無限列車編公開後非常に多く検索されるようになりました。
そのため、言葉自体は知っているけど、意味は考えたことがない人も多いのではないでしょうか。
私も、正直マイナスなイメージが強かったので、「罪を清める」という意味が知れたのはよかったですね。
果たしてこれが本人を意図してつけられたものであるかは分かりませんが、深い名前ではあります。
ここまでありがとうございました。





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