2026年4月10日に公開された劇場版第29作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』。
興行収入は公開27日間で108.8億円を突破し、4作連続100億円超えという邦画史上初の記録を打ち立てました。
今回はそんな大ヒット作の「もうひとつの見どころ」、作中で壊されたものの被害総額を徹底試算します!
ハイウェイの堕天使の被害総額まとめ
画像引用元https://animatetimes.com/news/details.php?id=1764768618
毎年話題になるコナン映画の被害総額ですが、今作は一体いくらになるのでしょうか?
『ハイウェイの堕天使』の被害総額を調査してみました!
結論としては、今作の推定被害額は約22億円〜38億円と考えられます。
| カテゴリ | 推定被害額 |
|---|---|
| 次世代型白バイ「エンジェル」・警察車両 | 約1.5億円〜2.5億円 |
| 横浜ベイブリッジ・高速道路インフラ | 約15億円〜25億円 |
| 自動運転車・一般車両 | 約5億円〜10億円 |
| 合計推定被害額 | 約22億円〜38億円 |
なお今回の被害推定は、実際に調達・修復するのにかかるコスト(再調達原価)をベースにしており、公式発表の数字ではなくファンによる試算です。
各数値は参考情報として楽しんでいただければ幸いです。
被害アイテム別の金額内訳
ところで現実の白バイ隊員はこれできるんですか?
— スナバ@銀魂/鬼滅/コナン/ヒロアカfan (@tottoriganba) May 25, 2026
まあできるよな
白バイ隊員だし
(ハードルあげるのやめろ)
名探偵コナン『ハイウェイの堕天使』 pic.twitter.com/W5LdHZ0fb5
ここからは、具体的に「何がいくら壊れたか」を見ていきましょう。
注目すべきものは3つです。
詳しく解説していきますね!
バイク「エンジェル」と警察車両
今作のビジュアルを見た瞬間から「絶対これ高い……」と思った方も多いはず。
予告編から押しまくられているあの白い次世代バイク「エンジェル」です。
「エンジェル」のモデルになった車両については諸説ありますが、有力視されているのがカワサキのNinja H2シリーズです。
サーキット専用の最上位モデル「Ninja H2R」の新車価格は605万円。
また、ここに白バイ仕様の特別改造が加わると話が変わります。
2023年に実施されたハーレーダビッドソンの白バイへの改造費用事例では、改造費だけで770万円かかったとされています。
これを合算すると、1台あたり約1,375万円という試算に…。
これが複数台大破+パトカー損害も加わると、合計が1.5億〜2.5億円という推定になりますね。
「試作機の特別装備・開発費で高額化」という補足説明もあり、量産前の試作機という設定なら実際はさらに高くなる可能性もあります。
なお、一般のミニパトについては2023年の524台一括契約データをもとにすると1台あたり212万円とされており、こちらも複数台が巻き込まれることで被害額が積み上がります。
横浜ベイブリッジ・高速道路インフラ
今作最大の目玉ともいえるのが、首都高速道路と横浜ベイブリッジを舞台にしたカーチェイス・爆破シーンです。
この部分の推定被害額だけで約15億〜25億円と、全体の被害額の大部分を占めています。
ベイブリッジ単体の建設費は公表されていませんが、関連する事業費のデータから規模感を推測することができます。
| 関連インフラ | 事業費 |
|---|---|
| ベイブリッジを含む高速湾岸線(延長14km)全体 | 約2,780億円 |
| 国道357号線の約7km整備費 | 約470億円 |
| 歩行者施設スカイウォークの建設費 | 約49億円 |
| 合計(概算) | 約3,299億円超 |
これを見ると「もし本当にベイブリッジが吹き飛んだら」という仮定のシナリオでは、単独で兆単位に迫る被害が出ます。
今作では「全壊」ではなく路面・防護柵・遮音壁・電光掲示板などの設備・路面の損傷にとどまっており、そのため推定額が15億〜25億円という現実的な範囲ではありますが…。
とはいえ爆発シーンが多いので、より詳細な被害額を算出するともっと上がりそうですね。
私がこのシーンを見ていて思ったのは「首都高ってこんなに使い勝手がいい舞台なのか」ということです(笑)
閉鎖空間・高速移動・逃げ場なし、という条件が揃っているので、アクション映画の舞台としては最高ですよね。
自動運転車・一般車両の被害
今作のもうひとつの見どころが、自動運転システムを悪用した車両テロです。
自動運転機能を搭載した一般車両が多数クラッシュするシーンでは、1台あたり400〜800万円規模の車両が数十台規模で被害を受けると推定されています。
自動運転搭載のハイエンドモデルや輸入車が含まれる場合は1台あたりの単価がさらに上がりますが、ここでは控えめに言っても5億〜10億円という推定になるでしょう。
ちなみに、「自動運転が暴走する」という設定は、現実社会への問題提起という意味でも正直興味深いですよね。
技術が高度になればなるほど、悪用されたときのリスクも跳ね上がるという皮肉な現実をエンタメとして体感できる作品になっている気がします。
見えない損失・経済的被害
画像引用元https://x.com/BSSBULL/status/1996238841766936606?s=20
実は今作で最も大きな「被害」はこれではありません。
ここまでは物損被害に関してまとめましたが、今作で注目すべきはインフラ被害です。
ここからは、その具体的な被害についてまとめていきます!
通行止めによる物流・経済損失
今作の最大の被害は「経済損失」です。
横浜ベイブリッジを含む主要幹線が全面通行止めになった場合、1日あたり数十億〜数百億円規模の経済損失が発生する可能性があるとされています。
なぜそれほどの数字になるのかというと…横浜ベイブリッジは首都圏の物流・交通インフラとして機能しており、神奈川〜東京〜千葉を結ぶ大動脈の一部です。
ここが1日止まるだけで、港湾の輸出入・工場への部品供給・物流センターへの配送など、連鎖的な経済活動に支障が出ると考えられます(一日数万台の通行×一台当たり5000円以上の経済価値と推定した場合:参照)。
インフラの機能停止はそれと同様、あるいはそれ以上のインパクトがありますね。
物損の被害総額がかすんで見えてしまうほどの規模です…。
首都圏交通網マヒの社会的影響
今作の舞台・首都高速道路は1日あたりの交通量が非常に多い道路網です。
通行止めが発生した場合、代替ルートへの迂回が集中して渋滞が連鎖し、周辺の一般道にも影響が出るでしょう。
物流の遅延は製造業・小売業・飲食業など幅広い業種にまで広がり、「目に見えない経済的損失」として積み上がっていきます。
この観点で考えると、今作は「物損は歴代中堅クラス」でありながら「経済的損失のポテンシャルは歴代トップクラス」という、ある種独特の破壊力を持つ作品だと言えそうです。
歴代コナン映画の被害総額ランキング
実はコナン未履修なんだけど、毎回爆破するのは犯人(一般人)のせいなの?黒の組織のせいなの?元太のせいなの? https://t.co/4SYHzyTODw
— らん (@ten_desu222) June 12, 2026
この投稿めっちゃ笑ったので載せます↑
ここで改めて、歴代全29作の被害額ランキングを振り返ってみましょう。
第1位から5位までをまとめて紹介します!
1位は『黒鉄の魚影』の約3兆円超
歴代ランキング1位は第26作(2023年公開)の『黒鉄の魚影』で、推定被害額は約3兆円超。
なぜこれほどの金額になるのかというと…最大の被害物件は劇中に登場する架空の深海施設「パシフィックブイ」です。
清水建設が構想している深海未来都市「OCEAN SPIRAL」がモデルとされており、その建設費が約3兆円と見込まれています。
さらに潜水艦(推定約700億円)も破壊されており、合わせると3兆円超えという空前絶後の数字に。
歴代全29作品の総被害額が5兆円を超えると試算されている中で、この1作だけで約3兆円を占めているというのが、いかに突出した数字かわかりますよね。
2位の『紺青の拳』(約6,390億円)と比べてもおよそ5倍。
シンガポールのマリーナベイ・サンズという世界的なランドマークを舞台にしながら「2位」というのも、1位のスケールがいかに異次元かを物語っています。
本作(黒鉄の魚影)はシリーズ初の興行収入100億円突破も達成した記念すべき作品で、被害額と話題性が完全に連動した一本でした。
ちなみに歴代ランキングの参考として、上位5作品をまとめると以下の通りです。
| 順位 | 作品名(公開年) | 推定被害総額 | 最大の被害物件 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 黒鉄の魚影(2023年) | 約3兆円超 | パシフィックブイ(約3兆円) |
| 2位 | 紺青の拳(2019年) | 約6,390億円 | マリーナベイ・サンズ(約5,500〜8,000億円) |
| 3位 | 沈黙の15分(2011年) | 約2,190億円 | 北ノ沢ダム(約2,154億円) |
| 4位 | 緋色の弾丸(2021年) | 約1,710億円 | スタジアム(約1,500億円) |
| 5位 | 天国へのカウントダウン(2001年) | 約1,600億円 | ツインタワービル(約1,600億円) |
こうして並べると、「兆単位を出すには架空の超巨大施設が必要」「千億単位には大型公共インフラが必要」というパターンが見えてきます。
今作のように首都高・ベイブリッジという実在のインフラが舞台で、かつ「全壊ではなく部分損傷」にとどまると、物損は20〜40億円規模というのは自然な着地点と言えます。
ハイウェイの堕天使は何位に入るか
物損のみで比較すると、今作の推定額は歴代全29作の中で中位〜下位グループに位置すると考えられます。
被害額が比較的少ない作品は「私有地・民間資産」が中心の舞台であるケースが多く、反対に高額な作品は「公共インフラ・国際的ランドマーク」が舞台になっています。
今作は首都高・ベイブリッジという公共インフラを舞台にしているにもかかわらず、被害額が中程度に収まっているのは「全壊ではなく部分損傷・設備損壊」が中心だからです。
この「現実的な破壊規模」こそが今作のリアリティを高めているとも言えます。
被害額が少ない作品はなぜ安い?
ランキング最下位(29位)は第6作『ベイカー街の亡霊』で、推定被害額は約10万円です。
「ビッグベンが崩れて列車が衝突する」あの派手な映像があるのに、なぜこんなに安いのか。
答えは「あの映像はすべて仮想現実(VR)の中の出来事だから」です。
劇中でコクーンと呼ばれるVRシステムの中で体験した映像であり、現実世界では物理的な破壊は発生していません。
現実に発生した被害は、事件の舞台となったオフィスのPC周辺機器の汚損程度にとどまります。
あれだけ派手に破壊したのにそんな額で済むんだ…という感じで驚きではありますね。
まとめ
今回は『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の被害総額を、さまざまな角度から試算・整理してみました。
今作の被害総額は、過去作と比べると中堅程度でかなり(?)控えめでしたね。
とはいえ、算出の仕方によっては前後するでしょうし、まだまだとんでもないポテンシャルを秘めているので今後も目が離せません。
来年の映画もいくらになるのか楽しみですね~~~!!
ここまでありがとうございました。



コメント