皆さんご機嫌いかがでしょうか、カピたろうです。
数年前から一気に増えたジャンルの”異世界転生”もの、アニメ本当に多いですよね~!
面白いものは面白いけど、さすがに多すぎてうんざり…という人は多いでしょう。
なぜここまで異世界転生ものって多くなったんでしょうか?火付け役になったものは何だったのか気になりませんか?
今回は『異世界転生ものはなぜ多い?火付け役になった作品はなに?』についてまとめていきます。
【2023だけで19作品!?】異世界転生ものが多すぎ…いい加減うんざり
2015年以降から異世界と思わしき作品がちらほらみえるようになり、その数は毎年増えていますね。
2023年だけでも異世界転生&召喚などの異世界ジャンルは確認しただけでも19作品ありました。
こうなってくると「また異世界転生?いい加減多すぎてうんざりだわ」って感じになりますよね。
私もそうです(笑)
面白いものはもちろんあるんですが、
それ以上に内容が被っているようなものが多いので
アニメを観る前に「このアニメ異世界ものだ!」と分かると観るのをやめるとか…
もはやあるあるです。
私と同じように異世界ものに対してゲンナリしている人が鬱憤を晴らせることを祈りながら
ここからは『どうして異世界ものが多いのか』『異世界ジャンルの火付け役は何か』をまとめていきますね。
【流行る理由】異世界転生ものが多いのはなぜ?いくらなんでも増えすぎでは…
ではなぜここまで異世界転生ものが多いのでしょうか。
作者側と読者側の両方で考えると、理由は以下のようなものが考えられます。
異世界ものが多い理由は
①エッセイや重めのテーマを扱った物語と違って読者の反応が良い。
②魔法、常識、生活様式など現代とは違った要素を「異世界だから」という理由で説明を省ける。
③主人公の設定を少し変えるだけで他作品との差別化ができる。
この3つではないかと思います。
異世界ものは現代的な悩みや社会問題などに触れられることがなく、また
現実離れしているため自分と重ねることがなく読んでいてストレスがかかりません。
読者側の反応は当然よくなります。
それに
異世界というまったく違う世界のお話なので、
動物が二足歩行していても倫理観が欠如していても魔法が使えてもなんでも自由!
作者からすれば、
主人公の職歴や得意分野を変えるだけで他作品との差別化もできるという手軽さもあります。
作者側の負担が少なくすむため作品はどんどん増えますし、
その上読者の反応もいいとなれば異世界ものも増えますよね。
しかし多すぎやしないかと突っ込みたくなるのは私だけでしょうか…。
【異世界転生&召喚が流行るきっかけ】火付け役になった作品は何?
まず、異世界転生などのジャンルが流行るきっかけになったのは小説家になろうでしょう。
小説家になろうは無料で小説を投稿できるサイトで、投稿される作品は異世界系のジャンルが非常に多いです。
今の異世界系の火付け役になったのは、このサイト出身の作品でもある『Re:ゼロから始める異世界生活』『この素晴らしい世界に祝福を』辺りではないかと言われています。
特に前者の方は社会現象かと思うほど当時流行りましたね。
私も2つとも好きな作品です(笑)
実は異世界転生が流行る前にも、同じジャンルはあった!?
小説家になろうから様々な異世界ものが出る前にも、実は異世界系のジャンルは存在しました。
例を挙げるなら以下の5つでしょうか。
・十二国記
・ふしぎ遊戯
・天空のエスカフローネ
・バトルスピリッツ少年激覇ダン
・MÄR-メルヘブン‐ など
これらに共通するのは
①自分のいた世界とは別の場所が舞台
②主人公が特別な能力が付与される 又は もともとの能力が覚醒する
③主人公は生きたまま別の世界へ※異世界転生ではなく異世界召喚と言える
この3つです。
異世界もの、というジャンルの名前でなかったにしろ①は異世界要素と言えます。
どれも面白い作品でした。
毛色は違いますが『漂流教室』なんかも異世界っぽいですね。
昔から別世界のお話としてのめり込みやすい”異世界”系ジャンルは人気があった事がわかります。
ただ、異世界系の作品が一気に増えたのはここ数年のこと。
これらの作品は人気こそ出ましたが、アニメ放送されてかなり経つので火付け役とは言えません。
やはり最近の異世界系ブームは小説家になろうが発端と見ていいでしょう。
流行の理由も『もともと人気のあった異世界系が小説家になろうのおかげで増えたから』ですかね。
まとめ
異世界系のジャンルの作品が本当に増えましたね。
面白いものはあるのですが、近頃では「見飽きた」という人も多くなったなぁと思います。
ただ、以前にも異世界系のジャンルはあったことを思うとこれからも一定の需要はありそうです。
多すぎてうんざりする時もありますが、これからまた面白い作品が登場するといいですよね。
ここまでありがとうございました。