2023年11月にNetflixで世界独占配信された完全新作アニメ「悪魔くん」が地上波放送中ですね。
1989年版のテレビアニメから33年ぶりの新作となる今作は、1989年版の30年後が舞台。
初代悪魔くん・埋れ木真吾の後継者である埋れ木一郎が、相棒のメフィスト3世と共に怪事件に挑むダークファンタジーです。
今回は、この悪魔くんシリーズの魅力である「12使徒」について、各キャラクターの能力や元ネタ、そして最新作での扱いまで徹底的に解説していきます。
悪魔くんと12使徒の基本設定
12使徒について語る前に、まず悪魔くん世界の基本設定を押さえておきましょう。
作品によって設定が異なる部分もありますが、ここでは最も知られている1989年アニメ版を中心に解説します。
悪魔を呼び出す呪文から、12使徒が集まった経緯まで、基礎知識をまとめました。
悪魔くんとは何者なのか
旧作となる1989年版の悪魔くんの主人公の情報は以下の通りです。
埋れ木真吾(1989年版)の基本情報
- 小学5年生
- 1万年に1人現れるという「選ばれし人間」
- 勉強は苦手だが悪魔やオカルトに造詣が深い
- 正義感が強く、強靭なメンタルの持ち主
- 人間界に幸せをもたらすという使命を受けて悪魔と戦う
悪魔くんは「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」という呪文で悪魔を召喚します。
この呪文は18〜19世紀のフランスで流布した魔法書に記された実在の呪文が元ネタなんですよね。
黒い雌鶏を引き裂いて唱えるとか、当時の魔術って本当に物騒な感じらしいです。
この悪魔くんは、ファウスト博士から授けられたソロモンの笛とメフィスト家に伝わる風呂敷マントを身にまとい、12使徒たちと共に悪い悪魔との戦いに挑みます。
12使徒とは?白悪魔たちの役割
12使徒は、悪魔くんに仕える悪魔や妖怪たちのグループです。
彼らは「白悪魔」と呼ばれ、人間に害をなす「黒悪魔」と対立する存在として描かれています。
12使徒の特徴
- 真吾と「千年王国の実現」という共通目的で契約
- 普段は人間と共存している者もいる
- それぞれ固有の能力や出身地を持つ
- 個性豊かで、時にユーモラスな面も
興味深いのは、原作漫画では12人全員が揃う前に物語が終わってしまうバージョンもあるということ。
12使徒が全員集結したのは、実はアニメ版が初めてだったりします。
まさかの「完全版はアニメ」パターンですね。
12使徒メンバー完全紹介!能力と元ネタ
ここからは12使徒のメンバーを1人ずつ詳しく紹介していきます。
各キャラクターの能力、性格、そして可能な限り元ネタも調べてみました。
アニメ版(1989年)を基準に、漫画版やゲーム版の情報も織り交ぜながら解説します。
個性的すぎるメンバーたちをお楽しみください!
第一使徒:メフィスト2世
画像引用元https://neoapo.com/characters/918
使徒として代表的なのが、悪魔くんの片腕的存在のメフィスト2世。
能力とエピソード
- 騙されやすいが頼れる相棒
- 空を飛ぶ、電撃・氷雪系魔法などの能力がある
- 好物はラーメン
悪魔くんの相棒中の相棒です。
父親であるメフィスト老が腰痛で隠居中のため、代理として召喚されました。
悪魔界のスーパースターの息子だけあって魔力は強力ですが、騙されやすいのが玉にキズ。
最初に召喚した時のエピソードが面白くて、真吾が125回目の実験でやっとメフィストを呼び出したと思ったら「腰痛だから息子に任せるわ」って去っていくんですよね。
なにやってんだお前ぇ…!
元ネタはゲーテの戯曲『ファウスト』に登場する悪魔メフィストフェレスです。
第二使徒:ユルグ
画像引用元https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/9098.html
アフリカ出身の青い狐の妖怪。
蓑を着た姿で、半分眠っているかのようなぼんやりとした表情が特徴的です。
能力とエピソード
- 狐火を操る(直接攻撃・かく乱)
- 呪文は「コーンエッサムコーン」
- 狐火には魔力を遮断・相殺する効果もある
- クールで寡黙、最初は非協力的だったが後半はやる気全開
第8話で初登場。
序盤は「めんどくせぇなぁ」みたいな雰囲気を醸し出していましたが、いざという時の仁義には厚いタイプ。
時折ユーモラスな一面ものぞかせます。
元ネタは西アフリカのドゴン族の神話に登場する狐や狼などの姿をした神といわれています。
第三使徒:ヨナルデ・パズトーリ
画像引用元https://x.com/sow_LIBRA11/status/1579600081015410688?s=20
通称「学者」。
知識担当の使徒で、真吾たちに様々な情報を提供する参謀役です。
見た目は人間に近く、眼鏡をかけた学者風の姿。
戦闘能力はそれほど高くありませんが、その博識ぶりで何度もピンチを救ってくれます。
元ネタはメキシコの伝承にある神もしくは悪魔といわれるもののようです。
姿かたちはさまざまであるそうで、ここは水木先生のオリジナルでしょう。
第四使徒:幽子
画像引用元Amazon.com
幽子は見た目が普通の女の子に見える第4使徒です。
特徴と能力
- 内気で恥ずかしがりやな性格
- 照魔鏡という強力なアイテムを持つ
- 12体の小型幽霊(幽霊子)を従えている
- いざという時は逃げずに勇敢に戦う
幽子が持つ照魔鏡は魔力を反射する能力があり、劇場版ではサタンを一度封じ込めることに成功するほどの威力。
少々怖がりですが、戦闘能力は実はかなり高いんですよね。
漫画版では真吾に好意を持っており、モスに対して「悪魔くんに手を出したら許さないわよ」と凄んだりと、かなり積極的で強気な性格です。
餅状に叩き潰されても死なないという強靭な生命力も持っています。
元ネタはおそらく幽霊だろうとされています。
トイレの花子さんか…?とも考えられますが、特徴に共通点がないため違うのではと思います。
第五使徒:ピクシー(赤と青の双子)
画像引用元ピクシブ百科事典
手乗りサイズの鬼の姿をした2人一組の双子の小鬼。
赤ピクシーと青ピクシーがセットで第五使徒です。
役割と性格
- 薬の調合に長けている
- 回復や魔除け、状態異常を治す薬作りが得意
- 駄洒落が大好きなムードメーカー
- 「ピクシービックシ!」が決め台詞
12使徒の中では貴重な回復などの後方支援を担当。
「見えない学校」では名医として活躍していました。
戦闘向きじゃないけど、いないと困る存在ですね。
元ネタはケルト神話の妖精ピクシー。
いたずら好きで小さな妖精という設定が、悪魔くん版では薬作りと駄洒落好きにアレンジされています。
第六使徒:百目
画像引用元Neoapo
悪魔くんが最初に出会った悪魔。
体中に目がついている独特の外見です。
能力
- 目を飛ばして偵察できる
- 様々な場所を同時に監視可能
- 真吾を「見えない学校」に案内した恩人
第1話から登場し、真吾を見えない学校へ導いた重要人物。
新作アニメでも続投が決定している主要メンバーの1人です。
元ネタは日本の妖怪「百々目鬼(どどめき)」。
体中に目がある妖怪で、水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場しています。
結構どぎつい見た目をしていますが、本作においての癒し枠と言っても過言ではないほどかわいい子です。
第七使徒:妖虎
画像引用元X
名前の通り虎の姿をした妖怪。
大酒のみだそうです。
普段は老人の姿をしており、戦闘時だけ虎の姿に変化します。
そのため、直接的な描写は少ないですが、戦闘能力は高めなようです。
ネット上の強さ議論では「第一使徒メフィスト2世、第二使徒ユルグに次ぐ強さ」と評価されることが多いですね。
見た目通りのパワーファイター枠でしょうか。
元ネタは中国の虎神信仰あたりかと思われますが、確証はありません。
第八使徒:家獣(バウー)
画像引用元https://retrogamer.jp/post-1538/
多数の窓が付いた球体上の体に枝が生えた使徒です。
空中や水中を移動できるとても便利な仲間ですね。
能力
- 他の使徒を体内に乗せて移動可能
- パワーは使徒一番
- 光線を発射できる
使徒の中でも一番のパワー系なため、何かと出番も多く主人公たちの移動の際にも役立ってくれます。
家に擬態して過ごすのが特徴で、結構個性もしっかりあります。
しかし、こちらは元ネタとしては該当するものが見つかりませんでした…。
第九使徒:象人
画像引用元https://retrogamer.jp/post-1538/
象の頭部を持つ人型の悪魔。
念力で空中に少し浮くことができ、力持ちという設定です。
興味深いのは、アニメでは一度も魔法陣で召喚されたことがないという点。
第3話で壺に封印されていたところをキリヒトの父に憑依する形で登場し、そのまま仲間になりました。
元ネタはヒンドゥー教の象頭神ガネーシャでしょう。
学問と商売の神として知られています。
第十使徒:鳥乙女ナスカ
画像引用元https://ranking.net/items/93upsz/casts
羽の生えた美少女で、12使徒の中では数少ない女性キャラの一人です。
能力と関係性
- 飛行能力
- 風を操る攻撃
- こうもり猫と夫婦漫才的なやりとりが多い
こうもり猫が彼女の危機には男気を見せるといった描写があり、ファンの間では「この2人、いい感じなんじゃないの?」と噂されています。
羽を活かした高い飛行能力と風を起こす能力があり、頼れるお姉さんでもあります。
名前の「ナスカ」から、元ネタはペルーのナスカの地上絵とする説が有力です。
第十一使徒:サシペレレ
画像引用元Amazon.com
ブラジル出身でサッカーが趣味というやたら現代を感じる使徒。
キックと竜巻攻撃を得意としています。
記憶もコピーするという高い変身能力もありますが、劇中では活躍シーンが少なめ…。
もっと活躍シーンが欲しかったと惜しまれるキャラでもあります。
第十二使徒:こうもり猫
画像引用元https://marchen.eek.jp/e/sonota/koum.html
コウモリの羽が生えた猫型悪魔。
江戸っ子口調で喋るお調子者で、ゲゲゲの鬼太郎でいうねずみ男的な立ち位置です。
性格とエピソード
- おだて癖がある
- 元は黒魔女ヘドラに仕える小悪党
- 最初は裏切ろうとすることもしばしば
- 情に篤く、本当に気の毒な相手には心から同情
使徒たちの中では魔力が弱い方ですが、知恵が回り空を飛べる機動力もあるので、偵察や裏工作で活躍します。
水木先生にとっては「話を転がすのに便利」なキャラだったようで、シリーズ続投率が高いのも納得ですね。
元ネタは『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場する同名の妖怪です。
水木先生のオリジナルと考えてよいでしょう。
まとめ
悪魔くんの12使徒、いかがでしたでしょうか。
それぞれが固有の能力と個性を持ち、時に真剣に、時にコミカルに悪魔くんをサポートする姿は、まさにこの作品の魅力そのものです。
私自身、旧版を少ししか見てなかったので、今回調べてみて「こんなに深いキャラ設定があったんだなぁ」と驚きました。
今後も活躍が楽しみですね。












