攻殻機動隊の草薙素子(くさなぎ もとこ)少佐といえば、全身義体が特徴のキャラ。
体の動きや機能などあらゆるところで機械的な部分が見えるわけですが、
中でも気になるのは『体重』ではないでしょうか。
ヘリコプターと競り合ったり、高所から飛び降りたときのすごい衝撃だったり…
今回は、アニメ版の攻殻機動隊から、草薙素子少佐の体重についてまとめていきます!
公式設定から見る草薙素子の基本スペック
『攻殻機動隊』シリーズにおいて、草薙素子(通称:少佐)の身体的な数値は
はっきりとした公表されることはまずありません。
年齢や体重は不明で
しかし、作品中で言及される身体的特徴から推測することは可能です。
まず、アニメーション制作を手掛けるproductionI.Gの公式設定資料によると身長168cmだそうです。
画像引用元公式サイト
一般的な成人女性よりも高めの身長ですが、体重を考慮すると、通常の人間であれば50〜60kg程度が妥当ですね。
しかし、素子の場合は全身がサイボーグ化されているため、この常識は通用しません。
素子の義体は脳と脊髄の一部以外を軍用規格で製造されており、戦闘能力を最優先に設計されています。
そのため、見た目の美しさと機能性を両立させながらも、体は一般的な人間とは大きく異なり
特に骨格や筋肉に相当する部分は、軽量かつ高強度な素材でできていると考えられます。
作中では水の中に入る描写もあり、バトーが「壊れたらどうする」というような感じで怒って心配する場面があり
これは、義体の比重が水より重く沈んだら浮き上がれないことを示しています。
(人間の比重は水よりわずかに軽いとされていて、浮くことができます)
以上のことから
・水に沈むくらい重い
・特殊な義体なので頑丈で強度が高く、その分重さも加わる
という特徴があることが分かりますね。
ここからはより詳しく見ていきましょう。

ひとつずつ検証していきましょう!
サイボーグ技術から見る義体の重量
2030年代という『攻殻機動隊』の世界観において、サイボーグ技術は高度に発達しています。
素子の義体に使用される素材や構造を分析することで、体重の推定が可能です。
まず、骨格についてまとめると、人間の骨格は体重の約15%を占めますが
素子の場合はチタン合金やカーボンナノチューブなどの先進素材が使用されている可能性が高いです。
これらの素材は鋼鉄よりも軽量で、はるかに高い強度を持ちます。
骨格の他、筋肉なども大事な要素です。
電気信号によって体の細かい動きを調節するには、たくさんの制御システムを搭載している可能性があり、全体重量は少しずつ上がるはずです。
そして、少佐の体は内臓の多くが人工的に再現されていたはずです。
脳と脊髄の一部は生体組織が残されていますが、それ以外の部位はサイボーグなので
素材が何であるかはわかりませんが、サイボーグの外側の強度と動きに合わせるには、少なからず機械の部分もあると考えられます。
ここまでで考えた場合、
現実的に考えると、素子の義体重量は70〜90kg程度になると考えられます。
これは一般的な成人男性の体重に匹敵する数値ですが、個人的にこれだけではまだ断言できないと思います。
その理由を続けてまとめていきましょう。
作品中の描写から考える重量
アニメや映画の描写を注意深く観察すると、素子の体重に関する間接的な手がかりが数多く発見できます。
アニメ第一話にて、素子は高層ビルから飛び降りても着地時の衝撃で地面にクレーターができませんでした。
これは義体の重量が極端に重くないことを示しています。
一方で、笑い男事件の会場襲撃時に、護衛のSPにいれた蹴りや打撃の威力は人間を遥かに超えており、ある程度の重量が必要であることも明らかでしょう。
『SAC』シリーズでは、素子が水中で沈んでしまう場面が描かれており、義体の比重が水より重いことが分かります。
体重を判断するのに、建物への影響も大事なポイントです。
素子が車の屋根に飛び乗っても極端に凹むことはなく、建物の床を踏み抜くこともありません。
これらの描写から、体重は100kgを大幅に超えることはないと考えられます。
ヘリコプターとの競り合いも描写がありましたが、ヘリはもともと3000㎏ぐらいあるそうなので
比重で勝ったというよりもサイボーグの機能といった方がいいのかもしれません。
これ以外にも、他のキャラクターとの比較でも体重を推測できます。
他のサイボーグキャラクターとの比較
『攻殻機動隊』には素子以外にも多くのサイボーグキャラクターが登場します。
わかりやすいのはバトーですね。
バトーは素子と同じく公安9課のメンバーで、高度なサイボーグ化を受けています。
彼の場合、より重装甲的な義体を使用しており、体重は素子よりも重いでしょう。
戦闘に特化したパワー型であり、視覚にも義体化を施しているバトーは
推定で体重が120㎏程度ではないかと考えられます。
(他の男性型義体も100㎏程度はありそうです)
車がぶつかる程度の衝撃であれば破損もなく問題ないことから、そのくらいの耐久性があるはずです。
ただ、素子の場合はバトーよりも衝撃に弱く、対人戦では吹っ飛ばされる描写もあります。
敏捷性の方を重視したタイプであると思われるのでバトーよりも軽量の可能性が高いです。
結論
草薙素子少佐の体重について、以下の要素を含んで考えてみます。
・水よりも重い
・全身は義体、内臓も義体を含む可能性があり、一般人より+10㎏~重い
・バトーとはタイプが違うはずなので、それよりは軽い
・勢いよく飛び込んでも建物がへこんだりしないレベルの重量
これらの要素を含んで考察すると、大体90㎏前後ではないでしょうか。
まとめ
草薙素子少佐の戦闘シーンでは、義体の重量を感じられる描写がいくつもあります。
リアルに感じられるからこそ、具体的な数値が知りたい!今回の記事はそれを突き詰めて考えた結果です。
個人的になかなかいい線なんじゃないかな…と思います。
ここまでありがとうございました。
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