狼と香辛料の作中でも際立つ魅力を持つエーブ。
初登場からロレンスとは中々に濃いやりとりをしていたので、続編となる狼と羊皮紙も含め
今後も活躍するのでは…?と期待されています。
しかし、ロレンスたちと別れてからのその後をよく知らないという方は多いですよね。
今回は物語登場後のエーブのその後についてまとめていきます!
エーブとは
画像は旧アニメのものになります。
エーブ(本名フルール・フォン・イーターゼンテル・マリエル・ボラン)は女商人として活躍する
ロレンスのライバル的存在です。
ノーラと並んでヒロインの一人でもあります。
登場するときは常に男装していて一人称もオレですが、場面によっては女性的な話し方をするときもあるミステリアスな麗人です。
エーブは中性的な顔立ち。コートを羽織っているからか分かりづらいけど、ミステリアス美人…
名門貴族の出身だったものの、幼いころに家が没落し商人として生計を立てていました。
その頃はまっとうな心優しい性格でしたが、ある時ともに大きな商売をしていた商人に手ひどい裏切りにあいます。
その後、裏切り者をその手で○害し金品を奪い、名前と人間としての甘さを捨て女商人エーブ・ボランとして生きていくことになりました。
女商人としての腕は一流で、もはや才能としかいえないほどカリスマ性あふれる能力と実力の持ち主です。
しかし、過去に裏切られたことが原因で強さと利益の追求に執着していて
稼ぐことに異常なまでに貪欲で人を裏切ることも手を汚すこともいとわない…そんな無慈悲な面も持ち合わせています。
狼と香辛料の中では、エーブが登場すると一気に商人の話になって話が難しくなる…けれどそれが人気!
エーブは狼と香辛料のロレンス、ホロと同じように人気の高いキャラクターです。
登場すると経済・商人の取引の内容がグッと濃くなるので話が難しくなりがちだと言われていますが
その分、見ごたえが増す名シーンになると評判です。
エーブが登場するのはどこ?ホロとロレンスとの関係
エーブが初登場するのは原作小説5巻頃から。
出会いはエーブがロレンスに毛皮の商売の誘いをかけたことでした。
エーブが登場すると、商人としてまだまだ及ばないロレンスは
手のひらの上で踊らされまくってなかなか情けない部分が多くなります。
商人として上手のエーブと利益の多さで勝負したら、そりゃあロレンスの分が悪い…
一時切り合いになるほど殺伐とした瞬間もありますが、危機的な状況を共に切り抜けたことで
お互いを認めるようになります。
商人として話の合うところも多く、
エーブはロレンスから人間性の面で色々と学ぶことがあるみたいです。
ちなみに、狼と香辛料の9巻ではエーブがロレンスの意表をついてキスしたと思われるシーンがあり
エーブがロレンスを少なからず気に入っていることが分かります。
とはいえ、本当に気があるかどうかは不明!
ヒロインとしては癖が強すぎるエーブ…しかし、ロレンスと肩を並べられるほどのキャラの濃さがありますね。
エーブのその後
エーブは原作小説5巻の後もちょくちょく登場します。
が、最終的には変わらず商人として生活しており、性格も相変わらずです。
狼と羊皮紙では、狼と香辛料にも登場したコルという少年を何度も懐柔して引き込もうとしますが
ロレンスとホロの娘であり、ともに旅をしているミューリによって何度も阻まれます。
狼と羊皮紙ではミューリがエーブを降参させてうまく利用する様子が描かれているようです。
ミューリにやりこめられたエーブはかなり悔しそう…
ロレンスは翻弄されっぱなしでしたが、その娘のミューリは父親以上のやり手に成長したみたいですね。
ちなみに、狼と香辛料の17巻ではロレンスとホロのもとに招待され
他の女性キャラと共に語り合う姿が描かれています。
まとめ
エーブは作中でも異彩を放っていますよね。
ロレンスとハラハラドキドキなやり取りが多くて、登場すれば展開が濃くなります。
キャラクターとして魅力的なので人気も高いですし、スピンオフ的なものがあっても良さそうかもしれません。
ここまでありがとうございました。