アニメ放送開始からずっと変わらないクオリティでファンを離さない鬼滅の刃。
今回は作中最大の謎である「全集中の呼吸」について本気で考察し、実際にできるのか考えてみました。
果たして現実世界でどこまで再現できるのでしょうか?
本格的に考えてみたので、ぜひ見ていってくださいね!
1. 鬼滅の刃「全集中の呼吸」は本当に現実的なのか?
画像引用元https://ameblo.jp/hotaru910406/entry-12589638168.html
鬼滅の刃を見ていて最も気になるのが、炭治郎たちが使う「全集中の呼吸」です。
アニメ内では呼吸を変えるだけで身体能力が劇的に向上し、まるで超人のような力を発揮していますよね。
正直、誰でも「これは漫画的表現でしょ」と思うでしょう。
しかし、見続けているうちに、作中での呼吸法の描写が意外と理にかなっていることに気づきました。
特に注目したいのは以下の点です。
- 酸素の最大限の活用:作中では「大量の酸素を血中に取り込む」と説明されている
- 心拍数の上昇が強さに影響:興奮状態でさらに強さを発揮している
- 筋肉への酸素供給:瞬発力と持久力の両方が向上している
これらの効果は、実は現実の呼吸法でも(程度の差はあれど)実際に起こりうる現象なんです。
もちろん、アニメのように瞬時に超人的な力を得るのは難しいですが、呼吸の仕方にもいろいろな方法があるのは、世の中にあふれる書籍からも証明できると思います。
個人的に興味深いのは、作中で「全集中の呼吸」を習得するのに長期間の修行が必要とされている点です。
これは現実の呼吸法習得の期間と考えてもリアルであり、原作者の吾峠先生が何かを参考にした可能性もなくはないでしょう。
2. 現実世界の呼吸法と比較してみた【スポーツ科学の視点】
アニメファンとして気になったので、実際のスポーツ科学や武道における呼吸法と比較してみました。
すると、意外と共通点が見あったんです。
ヨガの「プラーナヤーマ」との類似点
画像引用元https://yogajournal.jp/3823/2
ヨガの呼吸法である「プラーナヤーマ」は、サンスクリット語で「生命エネルギーの制御」を意味します。
これは全集中の呼吸の「全身に酸素を行き渡らせる」という概念と非常に似ています。
特に「ウジャイ呼吸」という技法は、深い腹式呼吸で全身に酸素を送り込み、集中力を高める効果があると言われています。
丹田呼吸法
藤田霊斎という、昔の方が考案した「丹田呼吸法」という技法があります。
これは下腹部(丹田)を意識して行う呼吸法で、以下の効果があるとされています。
- 体幹の安定化
- 瞬発力の向上
- 精神的な集中力の向上
- 疲労の軽減
- 内臓の活性化
これらの効果は、まさに炭治郎たちが呼吸法で得ている能力と重なります。
武道の観点から言えば、呼吸とはまた違いますが、剣道の「気剣体一致」という考え方は全集中の呼吸で心技体を統一するという概念と酷似していますよね。
スポーツ科学からの視点
現代のスポーツ科学では、正しい呼吸法によって以下の生理学的変化が起こることが証明されています。
科学的に証明されている呼吸法の効果
科学的には、正しい呼吸法によって以下の効果があることが裏付けされているそうです。
- 意識的な呼吸
- 心臓の健康状態の改善
- 不安の軽減
- 気分の高揚
- 認知機能の向上
- 睡眠の質の改善
参照:日本経済新聞
もちろん、アニメのように一瞬で超人的な力を得るような呼吸法はなく、そんな効果があるのかも不明ですが、継続的な呼吸法の練習によって確実に身体能力を向上させることは可能なそうです。
個人的には、この「継続的な努力が必要」という点が、作中の設定と現実の呼吸法の最も大きな共通点だと感じています。
3. 「全集中の呼吸」に近づける?トレーニング方法
画像引用元https://english-breathing.com/english-words/813/
ここからは、実際に「全集中の呼吸」に近づけるかもしれないトレーニング方法をまとめます。
ようは腹式呼吸なので、だれでも簡単に挑戦できますよ!
基本の腹式呼吸
まずは、基本の腹式呼吸から紹介していきます。
もしも肺活量を鍛えたいと考えているなら、参考にしつつ、体調に気を付けてチャレンジしてみたください。
腹式呼吸のやり方
- 背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、丹田(おへその下)に空気を溜めていくイメージでお腹をふくらませます。
- つぎに、口からゆっくり息を吐き出します。お腹をへこましながら、からだの中の悪いものをすべて出しきるように、そして、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
- 回数は1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回が基本ですが、その日の体調に合わせて、無理なく楽しみながらやりましょう。
参照:https://www.med.or.jp/komichi/holiday/sports_02_pop.html
測定可能な目標設定
アニメと違って現実では数値化できるので、以下のような目標を設定してみるといいでしょう。
- 呼吸回数:安静時の呼吸回数を1分間に12回以下にする
- 息止め時間:最初は30秒、最終的に90秒以上を目指す
- 心拍数制御:運動後の心拍数回復時間を短縮する
- 集中力:呼吸に意識を向けながら他の作業を継続できる時間を延ばす
以上はあくまで目安ですが、肺活量が鍛えられたかどうかを判断するのにぜひ自分に合った目標を設定してみてください。
ただし、絶対に無理はしないでくださいね!
何があっても自己責任になってしまいますので、気を付けてください。
注意点
鬼滅の刃の呼吸法は現実にもありえそうなものではありますが、素人がやっても炭治郎たちのようになるのはかなり難しいと思います。
なので、あくまで腹式呼吸のトレーニングの延長として取り組んでみてくださいね。
結論
全集中の呼吸は、現実的な理論にかなり近い要素もあるので、不可能ではないかもしれません。
ただ、実現のためには炭治郎たちのような命がけの訓練が必要になるため、正直実現は難しいでしょう。
まとめ
私は吹奏楽をしていたこともあって、意外と鬼滅の刃の呼吸法って現実でもできるのかも?なんて考えていました。
実際、本作のように身体能力まで上がらなくても、現実でも肺活量を鍛えた方々が歌やスポ―ツで活躍していますしね。
もし実現できる方がいたら、教えてください(無茶ぶり)
ここまでありがとうございました。
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