第2期の終盤、壬氏からもらった銀のかんざしを猫猫が子翠に渡し、子翠がそれを商人に手放していくというシーンがありましたよね。
あの流れには、ただの「物の受け渡し」以上の意味が込められています。
この記事では、かんざしに込められた意味を解説しつつ、かんざしの意味や価値(値段)も触れていきます!
【子翠はなぜ手放した?】猫猫のかんざしに込められた意味
かんざしに弾痕、猫猫の願掛けが子翠の命を救ったんだね。露店から巡り巡ってまた猫猫のところに戻りますように。#薬屋のひとりごと#薬屋2期 pic.twitter.com/D5CX2MKwlf
— ねこすけ (@NekoSuke5_5_1) July 4, 2025
猫猫が子翠にかんざしを渡したのは3つの理由があると考えられます。
ここでは、その理由を解説します!
また、子翠がかんざしを手放した理由も一緒に解説しますね。
【3つの理由】なぜ猫猫は子翠にかんざしを渡したのか
第46話、猫猫は行方不明になろうとしている子翠(楼蘭)に、壬氏からもらった銀のかんざしを手渡します。
別れ際のセリフは「いつか、返して。……もらいものだから」。
この一言には、猫猫の3つの思惑が詰まっています。
①生還への希望
②苦難からの保護
③生き延びる理由になってほしいという願い
「いつか返して」という言葉は、生きて戻れという願掛けそのものです。
この言葉自体が前向きな、生きる希望になるというのももちろんあると思います。
それに加えて、どこからどう見ても高級なそのかんざしを所持していれば、子翠が位の高い人との縁がある人物として、即座に危害を加えられるリスクを下げるかもしれないという計算もあったでしょう。
なぜ子翠はかんざしを商人に渡したのか?
最終話で、子翠はかんざしを商人との物々交換に使います。
理由は、子翠が猫猫に会いに行けないからです。
「なんで渡してしまうの?」と思った方も多いかもしれませんが、そもそも楼蘭は重罪人であり、見つかれば処刑される立場のため、もう直接会いに行くことは不可能です。
だからこそ、かんざしを流通に乗せました。
職人細工が施された特注の銀製かんざしは「唯一無二」の品です。
商人の手を渡り、市場に出回り、いつか壬氏か猫猫の目に触れる可能性を考え、間接的に「生きている」と知らせるための、子翠なりの方法だったと考えられます。
かんざしが戻ってくるかどうかはわかりませんが、元々質のいいかんざしですし話題性もあります。
やんごとなきかたの目に留まれば、可能性はあるでしょう。
そもそもかんざしを贈るとはどういう意味?
本作では度々「かんざしを送る」行為がありますが、そもそもこれにはどんな意味があるのでしょうか?
ここからは、その意味を分かりやすく解説しますね!
かんざしを贈る=「この人は私のもの」という宣言
薬屋のひとりごとの世界において、かんざしを贈ることには明確な意味があります。
「この娘は私のもの」「この人は私のお気に入り」と、そう周囲に示す「印」です。
作中で猫猫にかんざしを贈った人物は複数いますね。
玉葉妃は「私の侍女」として、梨花妃は「大切な人・恩人」として配りました。
壬氏はちょっと特殊ですね。
壬氏が猫猫に贈ったかんざしの意味
物語の核となるのが、壬氏が送った銀製の細工のかんざしです。
子翠に渡してしまったこのかんざしは、園遊会の折に猫猫がもらったもの。
園遊会では猫猫がすでに他の后にかんざしをもらっていたので、その嫉妬のようなものから渡したのかと考えられていますね。
おそらくこの時に深い意味はなかったでしょうが…。
渡したときに照れていましたし、後に李白と里帰りした際に落ち込んでいる様子を見せていることから、猫猫のことを少なからず想っていたのではと考えられます。
作中に登場するかんざし3種を比較
ここからはおまけ。
作中に登場する3つのかんざしの価値を比較していこうと思います!
類似品も探してみたので、ぜひご覧ください。
壬氏のかんざし
描写から整理すると、壬氏のかんざしは銀製で職人が手がけた特注品です。
現実の銀製一本かんざしは、量産品で3000〜8000円程度、職人の手仕事が入ったものになると15000〜50000円以上になるでしょう。
あの時代の世界観で考えればもっと高いかもしれません。
公式から一応出ています↓
梨花妃のかんざし
梨花妃が使用していた紅水晶(ローズクォーツ系)の玉かんざしは、いわゆる「玉かんざし」の形状です。
天然石を使った玉かんざしは、石の種類と大きさによって価格が大きく変わります。
合成石や模造品であれば1,000〜3,000円台から、天然の紅水晶になると10,000〜30,000円以上が相場でしょう。
梨花妃の品格から考えると、天然石・職人仕立ての上質なもので間違いないと思います。
類似品は中々見当たりませんでしたが、気に入った玉かんざしにチェーンをつければ近いものにはなるだろうと思います。
李白のかんざし
猫猫が「参加賞」と表現し、李白も大勢に配っていたことから、そこまで高価なものではないと考えられます。
ただし「そこそこにいいもの」という評もあったことから、粗悪品ではなく質はそれなりのもの。
木製のかんざしは、現実でも1,000〜2,000円前後で手に入るものがあります。
軽くて扱いやすく、ミディアムヘアをざっくりまとめるのにも使いやすいため、普段使いにはいい品ですね。
ポニーテールに刺すだけで雰囲気が出るので、かんざし初心者にも向いています。
私もかんざしを持っていますが、買うなら正直このくらいが扱いやすくておすすめですね。
ちなみに、上記で紹介したかんざしの形状は『透かし彫り』というそうです。
まとめ
猫猫が子翠に渡したのは「生きて戻れ」という願掛けです。
子翠がそれを商人に渡したのは、直接会えない代わりに「生きている」と伝えるための気が遠くなるような切ない願い‥‥。
かんざしを贈る行為に特別な意味がつくことを考えると、そこかしこで深い意図を感じますよね。
ここまでありがとうございました。

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