家族関係で悲しい過去を持つガーフィール。
死んだ母親に関して特別な思いを持っていたガーフィールは、4章でそれを乗り越え成長しましたね。
しかし、死んだと思っていた母親は実は生きていました。
今回は、ガーフィールの母親はなぜ生きていたのか?水門都市プリステラにいた理由は…などをまとめていきます!
この記事はネタバレを含みます!注意!
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ガーフィールの母とはどんな人物?
名前・種族・容姿
ガーフィールの母親、本名リーシア・ティンゼル。
ガーフィールやフレデリカと同じ金髪に緑色の目を持つ優しげな印象の人間の女性です。
性格も穏やかでちょっと抜けたところやスキの多い部分があり、ガーフィールと同じく格言を使った会話が特徴の至って普通の人ですが、かなりの不幸体質。
5章では色々あってリアラと名乗っていますが、
なぜ名前が変わったのか?ここからは名前が変わるまでの経歴をまとめていきます。
経歴
ガーフィールの母リーシア・ティンゼルは
実家が借金で取り潰しになり幼い頃に奴隷商に売り飛ばされます。
その奴隷商も亜人の盗賊団に襲われてしまい、リーシアはそこで獣人のハーフである男たちの相手をさせられました。
そこで身ごもったのがフレデリカ。
フレデリカを身ごもりお腹が膨れると盗賊団はリーシアをを放り棄てます。
その後、リーシアは最初に捕まった盗賊団とは別の盗賊団に捕まりフレデリカと長い時間そこで過ごしたようです。
そしてガーフィールを身ごもり、この環境を案じたリーシアは盗賊団を離れフレデリカと放浪。
ロズワールに拾われ聖域で過ごすことになりました。
なかなかの経歴ですが、リーシアはかなりの不幸体質らしいですね…
初登場は4章
ガーフィールは知った
— レムナント (@makotohiromu424) January 20, 2021
母親が自分達を置いて聖域を去ったのは一人で幸せになる為じゃなくて愛する子ども達の幸せの為だったのだと…………
そして母親の死をフレデリカやリューズも知ってそれでも幼いガーフィールの為に隠していた事も……
全部知った・・母の愛も姉の愛も祖母の愛も全て#rezero pic.twitter.com/GXvme50tge
ガーフィールが登場した4章で母親のリーシアについても回想で触れます。
母親が報われない最期を遂げたことで、外の世界を恐れ拒み続けたガーフィールは
スバルたちにボコボコにされたことで墓所の試練に挑むことになり、過去を乗り越えます。
母親が自分をどう思っていたのか、愛されていなかったはずだと真実を見てみぬふりをしようとしたものの
試練の中で自分を愛おしげに扱う母のかつての姿を見ました。
自分たちを捨てたわけではなかったこと、父親を探すために旅立ったこと…。
そして、その後やはり崖崩れに巻き込まれて死んでしまったらしい最期を改めて突きつけられるのでした。
ガーフィールの母は生きていた?
実は生きていたことが分かった5章
記憶喪失になり、新しい名前『リアラ』で生活
実は、幼かったガーフィールとフレデリカと別れたあと崖崩れに巻き込まれたのは事実でしたが
その際、通りがかった商人のギャレク・トンプソンに生き埋めになっているところを発見され治療を受けます。
しかし、なんとか一命をとりとめたものの事故のショックでかつての記憶をなくしていました。
ガーフィールやフレデリカのことはおろか自分の名前さえも忘れてしまっていたのです。
都市に勤める男性と結婚、子供が2人
崖崩れで生き埋めになっていたリーシアを助け『リアラ』と名前をつけたギャレク・トンプソン。
その時商人として失敗して散々だったギャレクは何の因果かリーシアに一目惚れ!
崖崩れで負った傷が癒えたリーシアを誘い、水門都市プリステラに移り住みます。
リーシアに支えられ立て直したギャレクは都市庁舎で働く役人になり、その後プロポーズし二人は結婚。
姉ラフィールと弟フレドの二人の子供を授かります。
ガーフィールたちと別れた15年の間、紆余曲折ありながらも幸せに暮らしていたようです。
ギャレクもリーシア(リアラ)のことを大切にしているし、ガーフィールのことも察して気にしている…誰が悪いわけでもないのが辛い
ガーフィールやフレデリカのことは思い出す?
母と対面したガーフィールは何も話さずにその場を去る
ガーフィールは全ての記憶を忘れた母親リーシアに対し、
本当の名前や自分の素性のことを何も伝えません。
既にリーシアは新しい家族がおり、ガーフィールも幼い子供ではない…
複雑な心境だったとはいえ
ガーフィールは母親とその家族の幸せを考えて、過去の核心に触れることは何も話さずにその場を去ろうとします。
しかし、その時側にいたミミがガーフィールの名前をこぼしたことで
ガーフィールが堪えていたものが溢れ泣き出します。
それを慰めるようにリーシアが母のように振る舞い
束の間、母と子としての時間が流れました。
ガーフィールの名前を呼ぶシーンの解釈
5章の最後『温もりの名前』でリーシアと話が終わり、その場を離れるガーフィール。
ラフィールとフレドと共にリーシアは後ろ姿のガーフィールを見送ります。
立ち去ったガーフィールに向かって
「ごめんね、でもありがとうーー愛しているわ、ガーフ」(※第5章幕間『温もりの名前』より抜粋)と呟くシーンがあり
直前には「忘れ物が見つかった」とする台詞がありました。
このシーンは、リアラとしては知らないはずのガーフィールの愛称を呼び
『忘れ物』という無くした記憶に言及しているので、思い出したものと見て間違いないかと思います。
とはいえ、温かいけれど切ない決別のシーンなのでなんとも言えない悲しさがありますね。
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まとめ
ガーフィールの優しさと、現実の残酷さで胸が痛むストーリーとなる5章。
母親と対面したときの心情は原作を読んでいても辛く切ないものがあります。
複雑な心持ちが描かれる5章ですが、母親の幸せを願うガーフィールの姿は泣くこと間違い無しの名シーンでもあるので
ぜひ多くの方に読んで、アニメでも見てほしいです。
ここまでありがとうございました。