2025年のSNSで、『花京因子』という言葉が話題になっていたんですよ。
実は調べてみたら、CLAMPと関係があるとわかってビックリ!
今回は、私と同じようにCLAMPとジョジョの関係を知らない方に向けて、成り立ちから言葉の意味まで解説していきます!
【衝撃】知らなかった『花京因子』の正体
別に花京院の擬人化というわけではなく(ほぼ花京院の擬人化みたいな奴もいるけど)あくまでCLAMPが花京因子を混入させたキャラですからねCV緒方恵美とかいやそもそも花京院のCVは緒方恵美ではないんだけど https://t.co/bSkZIopuc0
— NachtKraehe (@NachtKraehe_NRS) August 27, 2025
私はつい最近まで「花京因子」という言葉を知りませんでした。
しかし、2025年8月に話題に挙がったこの概念を調べていくうちに、『カードキャプターさくら』などで有名なCLAMPと関係があることが分かりました。
それは、”CLAMPの作品には「花京因子」がちりばめられている”ということ。
ちなみに「花京因子(かきょういんし)」とは、簡単に言うとCLAMPの作品に散りばめられた「ジョジョの奇妙な冒険」第3部のキャラクター・花京院典明の要素のこと。
でも、これだけでは何のことやら分からないですよね?
ここからは、ジョジョについて詳しくない方にもわかるように解説していきますよ。
CLAMPの正体:実はジョジョ同人サークルだった!?
CLAMPのプロフィール
- 結成:1987年頃(同人サークル時代)
- 商業デビュー:1989年『聖伝-RG VEDA-』
- メンバー:大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこな(4人組)
- 代表作:カードキャプターさくら、XXXHOLiC、ツバサ等
CLAMPは、以上の4人の女性による漫画家集団です。
これまでに数々の作品を世に送り出しています。
美麗なデザインが好評で、キャラクターデザインのみで他作品に関わることもあります。
同人サークルだったというのは存じてましたが、それがジョジョから始まっているとは正直驚きました。
全員が同じカップリングが好き
画像引用元https://medicos-e-shop.net/products/detail/12830
↑左が空条承太郎、右が花京院典明
CLAMPの驚きの真実は以下の通り。
- メンバー全員がジョジョファン
- 「影響を受けた作品」に全員がジョジョと回答
- 特に第3部「スターダストクルセイダース」に夢中(承太郎と花京院が登場する)
- 承太郎×花京院のカップリングを愛好
『ジョジョの奇妙な冒険』は1986年に少年ジャンプにて掲載を開始しています。
掲載年とCLAMPの活動年を見るに、CLAMPは同人作家のグループなので、同人誌を書いていたというのは納得できる話です。
ちなみにCLAMPは承太郎と花京院のカップリングが好きだったようで、攻めと受けは4人とも固定だそうです。
衝撃の事実
美しく優雅で、かつ読者の性癖を刺激してくるCLAMPが実は承太郎と花京院のBL同人誌を描いていたという事実。
正直、作画や世界観が両者とも違いますし、この話題はウソなんじゃないか…?と思っていたのですが、本当なようです。
ここからは、その証拠を解説していきますよ!
伝説の同人誌「CLAMP IN WONDERLAND」の衝撃
1994年夏、CLAMPは『CLAMP IN WONDERLAND』という同人誌を発行しました。
CLAMPにとって最後の同人誌ともいわれるこの同人誌。
それが、CLAMPがジョジョ愛好家によって結成されたものだということが分かる証拠になっているんです。
空条丞太(くうじょう じょうた)
画像引用元Yahoo!知恵袋
空条丞太は、ジョジョの奇妙な冒険の主人公である空条承太郎と、仲間の花京院典明の子供として登場します。
見た目はもちろん、能力も2人の特徴を受け継いでいます。
- 正体:承太郎と花京院の「息子」
- 誕生方法:卵から生まれる
- 外見:デフォルメ承太郎風
- スタンド:チャーミーグリーン
生まれるまでのストーリーは、以下のような感じ。
エジプト50日間の旅で全員生還後、なぜか嫁のような扱いで空条家で生活していた花京院。
花京院が朝目が覚めると布団の中に卵があり、その中からは承太郎と花京院によく似た子供が…!
CLAMP感あるファンタジー設定は活かしつつも、ジョジョの世界観も保っているため結構面白い二次創作ですね。
『CLAMP IN WONDERLAND』の映像作品には、この息子も登場しています。
このCLAMPの承太郎と花京院の子供が動いてるGIF保存してた俺って… https://t.co/1FiQmaR3wK pic.twitter.com/7ZHqj0aQS3
— マオゴロー (@mao_goro) August 27, 2025
なぜこれが「因子」と呼ばれるのか
この同人誌以降、CLAMPの全ての作品に「承太郎っぽいキャラ」と「花京院っぽいキャラ」が登場するようになったのです。
まるでDNAの因子のように、彼らの作品に組み込まれ続けていることから「承花因子」「花京因子」と呼ばれるようになりました。
CLAMP作品に隠された『花京因子』を探せ!
カードキャプターさくら
カードキャプターさくらの新作アニメをやるらしい。前に2chで知ったけど、桃矢と雪兎の元ネタが、CLAMPが描いてたジョジョの同人誌の承太郎と花京院らしくてびっくりした。ジョジョあんま知らないけど、影響力すげ〜。 pic.twitter.com/uRT4TduXYT
— うしちゃん (@ganeru) December 1, 2016
まずは、カードキャプターさくらから、話題の『花京因子』がどんな感じか見ていきます。
「これが『花京因子(承太郎因子)』だ」とファンから言われている特徴を探してみました。
- 小狼→承太郎因子(クール、黒髪)
- 雪兎→花京院因子(優しい、茶髪)
- 桃矢→時止め能力(NEW!)
小狼は、英語でリトルウルフとなりますが、実はそう呼ばれている力士に千代の富士という方がいます。
そして、この方は承太郎が好きな力士として知られています。
桃矢と雪兎は見る人が見ればもう男同士のアレコレに見えるカップルですが
桃矢は目つきが鋭くオラオラ系の性格で、雪兎は温和で優しい性格・・・つまりは、承太郎と花京院ですね。
さらに、桃矢はカードキャプターさくらの中で「2秒時間を止められる」能力を披露しました。
『ジョジョの奇妙な冒険』の中でも、承太郎が敵との戦いで時間を止める能力を使ったので
これはもう因子でしょう。
魔法騎士レイアース
画像引用元X
次は『魔法騎士レイアース』
こちらはちょっとだけわかりやすいかもしれませんね。
- ランティス→承太郎因子
- エメロード姫→花京院因子
- 声優→緒方恵美(花京院と同じ)
ランティスは黒髪吊り目で冷静な性格のキャラですが、これが承太郎因子です。
そして、ランティスが仕えているエメロード姫。
こちらは名前が花京院の使うスタンド(知らない人のために解説すると、自分の分身みたいなものです)が放つ技が『エメラルドスプラッシュ』なのですが、
その”エメラルド”の部分と、ゆるくウェーブした髪が花京因子と考えられそうです。
騎士と姫という関係も…こう、クるものがありますねぇ。
見つけ方のコツ
花京因子の特徴
- 茶髪または明るい髪色、片側の前髪だけ長い
- 優しく献身的
- 特殊な能力を持つことが多い
- 時に犠牲的精神を見せる
花京院の因子を見つけるには、見た目だけでなく、精神面でもポイントを抑える必要があります。
髪型は基本的にゆるいウェーブが多く、名前にエメラルドという名前が入ったり、あとは花京院の好物であるサクランボモチーフの何かがあったり…。
自己犠牲精神と温和な性格もです。
見逃している要素もおそらくまだまだあるでしょう。
荒木飛呂彦先生との奇妙な友情
実際にあった交流エピソード
CLAMPは、もともとジョジョの奇妙な冒険の原作者・荒木飛呂彦先生のファンだと公言していました。
そのかいあってか、荒木先生にランチパーティーに招待された経験もあり、そのことを「夢のようだった」と言っていることから、両者は良好な関係のようです。
どんな話がなされたか気になるところですね。
荒木先生からのコメント(2009年)
“20周年おめでとうございます。
CLAMPは血液型がA型とO型のチームで、「B型は私達の仲間には入れない」と言っていましたよね。
僕はB型です。これからも仲良く4倍の力を出して、いい作品を描き続けてくださいね。”
2009年のCLAMP20周年記念の際には、荒木先生から上のようなユーモアあふれるメッセージももらっています。
正直、荒木先生が同人誌の存在を知っているのか?については疑問が残りますが、CLAMPの経歴や作品の特徴を見れば、知っていてもおかしくないとは思います。
どちらにしても、お互いが仲が良いのは、どちらの作品のファンとしてもうれしいことです。
まとめ
私はどちらの作品も好きですが、関係があるなんて微塵も思ってませんでした…。
いや、だって違いすぎるでしょ⁉因子がどうとかいわれても「えぇ…他人の空似じゃない?」ですよ。
調べてみて、本当らしいということが分かってビックリしてます。
もう一回作品を観直してみる必要がありそうですね。
ここまでありがとうございました。
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