真・侍伝YAIBAに登場した大和撫子。
主人公の刃に対して思いを寄せる彼女ですが、原作勢からすると「原作にいたっけ?」「このタイミングで出たっけ?」といまいちあやふやなキャラクターです。
今回は、大和撫子について、原作や旧アニメでの扱いを解説していきます。
旧アニメファンに「大和撫子」は謎キャラ
画像引用元https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1755655306
真・侍伝YAIBAに登場した大和撫子。
結論から言うと、原作には登場しますが旧アニメには登場しなかったキャラです。
登場しなかった理由は以下の通りです。
- 旧アニメは、かぐやとの戦いまでで放送が終了しました。
- 大和撫子の登場は原作でかぐや編の後。
- 大和撫子は旧アニメの放送が終了した後、原作コミックスで活躍したゲストキャラクター。
新作アニメでは原作の登場時期を大幅に前倒しして、大和撫子がメインメンバーとして登場しています。
この部分は原作を大きく改変した部分であるとしてファンを沸かせました。
原作における大和撫子、なぜ旧アニメに出なかったか?
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原作での登場タイミング
大和撫子は、真・侍伝YAIBAでは12話に登場しました。
原作ではコミックス17巻の一話のみに登場しています。
これは、鬼丸との最初の戦いや、龍神の玉を巡る旅が終わった後です。
加えて、月の魔王かぐやとの戦いが終了した後の幕間のエピソードでもあります。
旧アニメではかぐや編までしか放送されなかったので、大和撫子は登場しませんでした。
大和撫子のエピソード内容
彼女の登場回は、ストーリーの緊張感を緩和する、一話完結のコメディ回という側面が強いです。
- 彼女は、その名の通り黒髪ロングの和装で、薙刀を使う凛とした美少女です。
- 鉄刃のことを「刃様」と呼び、「夫婦の誓いを立てた」と主張して、道場破りとして峰道場に現れます。
- 彼女の実力は本物で、佐々木小次郎(竹刀使用時)とも渡り合えるほどの腕前を持っています。
本作のヒロイン・さやかのライバル的な立ち位置として登場したキャラですね。
個人的には、見た目や性格、一途なところも好きなキャラです。
結末は壮大な「勘違い」
しかし、この真面目なストーリーの結末は、非常に『YAIBA』らしい大オチでした。
- 大和撫子は、幼少期に刃に助けられた際、「強くなったら傍にもらってください」と求婚。
- 一方、刃はこの言葉を「蕎麦をもらってください」と勘違い。
- 刃は、目の前の美女を最後まで「あの時の蕎麦屋のボウズ」だと思っていた。
- しかも、幼少期の彼女は短髪で中性的な見た目だったため、刃は彼女が女性であることにすら気づいていなかった。
このように、彼女のエピソードは本筋から外れたギャグ要素であり、シリアスな「かぐや編」を突き進んでいた旧アニメの間には組み込まれにくい内容でした。
キャラクターとしては魅力的だったため、新アニメの方で登場したのはよかったことですね。
新アニメにおける大和撫子の大出世
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改変点1:登場タイミングの大幅前倒し
原作では第17巻に登場しましたが、新アニメでは第12話という極めて早い段階で登場します。
かぐや編での大幅な改変が予想されます。
旧アニメしか知らないファンからすると「知らないけど急に現れた強い美女」という印象ですが、
原作の内容を良い意味で補強されるかもしれませんね。
改変点2:単なるゲストから「旅の仲間」へ
原作では、彼女のエピソードは一話で完結し、その後は再登場しませんでした。
しかし、新アニメではレギュラーメンバーとして、主人公・刃たちの旅に同行するという大出世を遂げました。
しかも旅の目的である「龍神の玉」の地図を、彼女の父が所持していたという新設定が加えられています。
これにより、彼女の登場が物語のメインストーリーに深く組み込まれることになりました。
改変点3:峰さやかとの恋のライバル化
新アニメでは、勘違いが判明した後も、大和撫子は刃へのアタックを続けています。
結果、彼女はヒロインである峰さやかの、明確な恋のライバルとして描かれています。
原作では絡みの少なかった二人が、同じ旅の中で火花を散らすという、オリジナルのラブコメ展開が楽しめます。
まとめ
新アニメの方では、大和撫子の扱いを大胆に改変したと話題になりましたね。
ヒロインのさやかとの恋愛バトルも見どころですが、単純に華が増えて作品に魅力が増したなと感じています。
アニメは原作をいい意味で変えていく展開が続くと思われるので、今後も見ていきたいですね。
ここまでありがとうございました。




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