大人気になった漫画『鬼滅の刃』
新作アニメも続々と出てきていますが、大人気のウラでは「鬼滅の刃はいまいち…」という人もいるようです。
まぁ好きな人もいれば嫌いな人もいますよね…(汗)
今回は不評の理由の中でも特によく目にした「説明しすぎ」という点について意見をまとめながらファンの反応などをご紹介します。
不評の理由の中でも目立つ○○という声
大人気となった『鬼滅の刃』。
漫画連載当初からファンだという人もいれば、アニメを観てハマったという人もいるでしょう。
そんな大人気のウラで「鬼滅の刃は好きじゃない…」とする人たちももちろんいます。
(私も好きかどうかで言えばあまり好きではない部類に入ります)
こういった不評の理由は様々ですが『鬼滅の刃』には特に目立つ意見がありました。
説明しすぎ
画像の引用元https://twicomi.com/manga/KOMA_MUGEN/1487794409223892995
鬼滅の刃では、主人公の炭治郎を始めとした登場人物たちが心の中でけっこう喋ります。
ことあるごとにモノローグで長々と現在の状況や気持ちを語り尽くすので「説明しすぎ」「うるさい」と言われることが多いようです。
セリフが多い漫画は他にもありますが鬼滅の刃は純粋に皆がよく喋るタイプ。
一例として漫画のワンシーンを見てみると…主人公の焦りが文章で細かくモノローグの中に書いてあるため、主人公の心の動きをコマの中から読み取る必要がないですよね。
『説明しすぎ』とは逆に言えば分かりやすいということでもありますが、分かりやすすぎて「このキャラはたぶんこんなことを考えているんだろうな…」みたいな想像が入り込む余地がない印象を受けます。
ただ、心の動きが分かりやすいので場合によっては緊迫感が伝わりやすくて良いなとは思います。
ちなみにアニメの方では原作よりもセリフがカットされている部分もあったようです。それでも説明の多さが気になったという人はかなりいるみたいですね。
説明しすぎ、というファンの反応
他にも様々な反応がありました。
中でも気になったのは「昨今の漫画に限らず色んなジャンルのものが説明が多い」というもの。
例えば、異世界ものというジャンルの作品も流行ってからは連日色んなタイトルを目にします。どれも設定にすんなり入り込めてサクサク読めてしまうので、読者の想像のスキがない点では似ているかもしれません。
『鬼滅の刃』がどうこうというよりも、読者の求めるものの質が変わってきたのかもしれませんね。
どうしてここまで『鬼滅の刃』は大人気になった?
アニメ放送開始当時にはテレビで鬼滅の刃を見かけない日はないくらいの人気ぶりでしたね。
その人気はアニメ映画の興行収入1位を記録するまでにもなりました。
ではなぜそんなにも人気になったのでしょうか?
【考察】ここまで人気になった理由
鬼滅の刃が人気になった理由は、個人的には以下のような感じではないかと思います。
・1990年代でアニメを観ていた子供たちが大人になり影響力が強くなった。
・SNSが浸透して話題を広めやすくなった。
・アニメーション制作がufotable。
・主人公が若い→10代くらいの子供に受けやすい。
・弱かったところから成長していくジャンプの王道ストーリー要素。
・技名を叫ぶところが子供に受けやすかった。
・登場人物たち全てに泣ける生い立ちがあって感情移入しやすい。
・主人公のまっすぐすぎる性格の良さ。
作品自体が面白かったからというのもあるでしょうが、昔子供だった人たちが大人になって影響力が増したという点は大きいと思います。
映画を見に行ったりグッズを買ったり…そういったことは懐に余裕のある大人でなければ中々難しいでしょう。
特にアニメーション制作がufotableという点に反応してアニメから入った方は少なくとも年齢が20代~ではないかと思っています。
作品自体は「説明しすぎ」という感想を抱いた人もそれなりにいたものの、そう言われるほど心の動きが細かく描写された分かりやすいストーリーが広い世代に受けたのかもしれませんね。
まとめ
大人気の理由が納得できる鬼滅の刃。主人公の成長や仲間との絆、まさに王道といえる部分が多く詰まっています。
私はジャンプ作品に始まり、少女漫画やエ○グ○などの青年漫画も好き嫌いなく読みますが、鬼滅の刃は初見で「説明しすぎ」という感想を持ちました。正直、不評の理由も納得できます。
アニメーション制作に携わっているのがufotableという理由でアニメから入りましたが、伏線などが盛り込まれた原作ほぼそのままの物語に加え、迫力のある美しい作画と音楽がとんでもなく良かったので、初めて鬼滅の刃に触れるという人にオススメです。
残念ながら原作の漫画は完結してしまいましたが、アニメ作品はまだこれから続くので楽しみですね。
ここまでありがとうございました。