鬼滅の刃に登場する『不死川』という苗字。
「実在するのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
実際に全国に何人いるのかも気になるところですよね。
今回は、この不死川という苗字が実在するのか、全国に何人いるのか、さらには由来についても詳しく解説していきます。
不死川実弥・玄弥とは?基本プロフィールを確認
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不死川実弥(しなずがわさねみ)のプロフィール
まず、風柱・不死川実弥の基本情報を整理してみましょう。
不死川実弥 基本情報
- 階級:風柱(かぜばしら)
- 年齢:21歳
- 誕生日:11月29日
- 身長・体重:179cm・75kg
- 呼吸:風の呼吸
- 出身地:東京府京橋区(現・中央区京橋)
- 声優:関智一
不死川実弥は鬼殺隊最高位の「柱」の一人で、風の呼吸を使う剣士です。
短い白髪と体中の傷跡が特徴的で、粗暴な性格に見えますが、実際は仲間想いの人物でもあります。
不死川玄弥(しなずがわげんや)のプロフィール
続いて、実弥の弟である玄弥の基本情報を確認しましょう。
不死川玄弥 基本情報
- 階級:癸(みずのと)→ 丁(ひのと)
- 年齢:16歳
- 誕生日:1月7日
- 身長・体重:160cm→180cm・56kg→76kg(物語中に成長)
- 特殊能力:鬼を食べることで鬼の力を得る体質
- 出身地:東京府京橋区(現・中央区京橋)
- 声優:岡本信彦
不死川玄弥は炭治郎の同期隊士で、呼吸が使えない代わりに鬼を食べる特殊体質を持っています。
不死川兄弟の背景
不死川兄弟には悲しい過去があります。
- 家族構成:7人兄妹の長男(実弥)と次男(玄弥)
- 年齢差:5歳離れている兄弟
- 悲劇:母親が鬼になり、家族を失う
- 兄弟関係:一時期は疎遠だったが、最終的に絆を取り戻す
父の暴力から子供たちを守りながら働き詰めの毎日を送っていた母・志津が鬼になり、自らの手で子供たちを殺害してしまいます。
実弥が兄弟の仲で唯一生き残った玄弥を守るため、母を殺すのですが、玄弥は、その光景を見て実弥に「人殺し」と言ってしまったという過去があります。
もともとは仲の良かった兄弟でしたが、この件ですれ違ってしまっていました。
不死川苗字の実在性を徹底調査
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不死川は実在する苗字
結論から申し上げると、不死川は実在する苗字です。
さて、これまで何回もお世話になってきた名字由来netの最新調査データによると、以下のような状況となっています。
苗字 | 全国人数 | 全国順位 | 読み方 |
---|---|---|---|
不死川 | 約10人 | 76,412位 | しなずがわ・ふじがわ |
全国に10人ほどいらっしゃるということが判明しました。
全国順位はかなり低いので、珍しい苗字であることに変わりはないようです。
地域分布について
不死川という苗字の地域分布を詳しく見てみましょう。
都道府県 | 人数 | 市区町村 | 比率 |
---|---|---|---|
大阪府 | 約10人 | 羽曳野市 | 0.006% |
奈良県 | 約10人 | 北葛城郡上牧町 | 0.022% |
調べたところ、大阪府羽曳野市と奈良県北葛城郡上牧町に集中して分布しているようです。
読み方の特徴
ちなみに、不死川には複数の読み方が存在します。
- しなずがわ:鬼滅の刃と同じ読み方、最も一般的
- ふじがわ:別の読み方も存在
- 読み方の根拠:「不死」を「しなず」と読む特殊な音読み
鬼滅の刃でも登場する「しなずがわ」のほかに、「ふじがわ」という読み方もあるそうです。
どちらかといえば「しなずがわ」の方が特殊な読み方のように感じますよね。
私も最初は「ふしがわ」だと思っていたので…(笑)
不死川苗字の由来と歴史的背景を深掘り
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東除川(しなず川)が発祥?
不死川という苗字の由来は、地名にあると考えられます。
発祥の地:大阪府羽曳野市島泉を流れる東除川(別名:しなず川)
不死川苗字の発祥経緯
- 場所:大阪府羽曳野市島泉
- 川の名前:東除川(ひがしよけがわ)
- 別名:「しなず川」と呼ばれていた
- 時期:明治時代の苗字制定時
- 命名者:浄土真宗明教寺の僧侶
大阪府にある川が、漢字は違うものの「しなず川」と呼ばれているとのことです。
苗字の地域分布でも大阪があることから、この地名が発祥の可能性は高いかもしれません。
明教寺との深い関係
不死川苗字は明教寺という寺院と切っても切れない関係にあります。
- 寺院名:浄土真宗本願寺派 高鷲山鳳凰堂 明教寺
- 所在地:大阪府羽曳野市島泉
- 歴史:推古天皇8年(600年)創建と伝わる
- 現住職:不死川浄(しなずがわじょう)氏
大阪にある明教寺というお寺の住職さんが、実際に不死川という苗字だそう。
このお寺自体1400年以上も続く由緒正しいお寺だということで、この苗字もすごいものに思えてきますね…。
お寺のある場所や、川の名前と紐づけても、「不死川」は地名由来と考えていいでしょう。
「しなず」から「不死」への変化
「しなず」という音が「不死」という文字になった過程を詳しく見てみましょう。
音から文字への変化過程
- ①川の名前:「しなず川」
- ②音の解釈:「死なず」(死なない)
- ③縁起担ぎ:「死なない」を「不死」に
- ④最終形:「不死川」(しなずがわ)
この変化には、仏教的な「不死」「永生」の概念も影響していると考えられます。
死という言葉が入るので物騒に感じますが、「不死」にすることで宗教的にも意味の良い言葉になるわけですね。
明治新姓としての確立
不死川という苗字は、明治時代の新姓制度によって正式に確立されたという話もあります。
※新姓制度とは”戸籍制度の確立に伴い、国民全員が苗字を名乗ることを義務付けた制度”のこと。
- 明治新姓:明治時代に新たに作られた苗字
- 制度背景:全国民に苗字を持つことが義務化
- 命名基準:地名、職業、縁起などから選択
- 不死川の場合:地名(川名)由来
その地域に暮らす人であれば、地名から苗字を決めるのが一般的でしょう。
不死川はそういった時代の流れから誕生した苗字かもしれませんね。
まとめ
鬼滅の刃でも特に珍しい苗字といわれる「不死川」、まさか本当にあるとは思いませんでした。
でも、「不死」という言葉の宗教的な意味を考えると、とてもいい苗字だと感じますね。
他にも苗字について調べてみたいと思っているので、興味があったら他の記事も見てみてください!
ここまでありがとうございました。
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