「メアリーって最終的に死ぬの?」
幼女戦記を見ていると、ターニャの前に立ちはだかる最大の障壁として描かれているメアリー・スーについて、こう思う人は多いはずです。
この記事では、メアリー・スーの強さと最後について、WEB版・書籍版・漫画版・アニメ版それぞれの違いをネタバレ込みで解説します。
メアリー・スーとはどんなキャラクターか
←Before After→ #劇場版幼女戦記 #メアリー・スー pic.twitter.com/eUw8iu95Ze
— せったーSS (@evolutionflare) January 25, 2020
まず基本情報を整理しておきましょう!
幼女戦記に登場するメアリー・ス―というキャラを解説していきます。
- プロフィールと立場
- 名前に込められた意味
詳しく見ていきましょう!
父の死に復讐を誓った協商連合の娘
メアリー・スーは協商連合軍の魔導士官アンソン・スーの愛娘です。
父アンソンは軍人として帝国軍との戦闘に赴き、ターニャ・デグレチャフと交戦。
結果として命を落とします。
父の戦死を知ったメアリーは軍に志願。
父を殺したターニャへの復讐を唯一の目的として戦場に立つことになります。
書籍版とWEB版では性格や境遇が別人レベルで異なりますが、アニメ版は書籍版をベースにしています。
「メアリー・スー」という名前自体が伏線
「メアリー・スー(Mary Sue)」は、創作界隈では「作者に都合よく設定された無敵キャラ」を指す用語として有名です。
スタートレックの二次創作から生まれた言葉で、「完璧で都合のよすぎる主人公」を揶揄する意味を持ちます。
幼女戦記のメアリーはその名前通りに強大な力を持つキャラクターとして描かれており、特にWEB版では「存在Xの加護を与えられたチートキャラを無様に散らせる」という展開が明確に意図されています。
キャラクター名そのものにメタ的な意味が込められているという、作者カルロ・ゼン氏のこだわりを感じる設定ですね。
アンソン・スーの死亡と、メアリーが抱えた誤解【アニメ版】
画像引用元https://x.com/youjosenki/status/1504744419681095695?s=20
メアリーの父アンソンが死んだ経緯を詳しく見ていきましょう。
以下の2つのポイントを解説していきます。
- アンソンがターニャに殺された経緯
- メアリーが「父の仇」と断定したきっかけ
具体的に何があったのか?気になる要素を深堀していきましょう。
アンソンはターニャとの戦闘で命を落とした
父・アンソン・スーはかつて帝国軍の侵攻に際し、協商連合軍の将校として前線に立ちました。
ターニャ率いる帝国軍魔導士官部隊と戦闘になり、ターニャを巻き込んで爆死しようとしたところをヴィーシャに妨害され、自爆して命を落とします。
その際ターニャがアンソンの銃を奪い、それ以後携帯していました。
これが後にメアリーとの対面で決定的な意味を持つことになります。
Web版ではアンソンは未登場。名前や経歴、人物などほぼ不明です。
「父の銃」を持つターニャを見て仇と断定した
劇場版でのメアリーとターニャの初対面シーン。
メアリーは自分の父に贈った銃をターニャが所持しているのを目にした瞬間、「この人物が父を殺した」と断定します。
この時の『撃ったな!よくも、よくも!私が父さんに贈った銃を、貴様が!』という台詞が、その憎しみの爆発を象徴しています。
この「銃」を通じた因縁が、その後の二人の壮絶な戦いの原点になっています。
【存在Xの加護】メアリーの強さの理由
画像引用元https://x.com/youjosenki/status/1994239826590122372?s=20
なぜメアリーはあれほど強いのか、その理由を整理します。
- 存在Xとメアリーの関係
- 漫画版で追加された「三つの奇跡」という設定
上2つを詳しく解説していきますね!
神への祈りが「存在X」を動かした
メアリーの圧倒的な強さの根拠は、存在Xによる加護です。
存在Xはターニャに信仰を強制するために介入してきた神のような存在で、作品全体の裏の主役とも言える存在です。
メアリーは「力をください神様!平和のために、正義のために!」と心から祈ったことで、存在Xから特別な恩寵を与えられています。
その結果、一般の兵士とは比較にならない魔力と戦闘力を手にしました。
ターニャが無信仰のため力の恩恵を受けにくいのと対照的に、メアリーは純粋な信仰心ゆえに加護が強く働くという皮肉な構造になっています。
漫画版では「三つの奇跡が一人に集中」した
漫画版には、強くなった理由として書籍版にはない独自の設定があります。
まず、メアリーが合州国へ亡命する途中、「魔導師になれれば父を助けに行けるのではないか」という願いを持ちます。
このとき同じ船に乗っていた両親がそれぞれ娘の未来を願い、さらにメアリー自身の祈りも重なった結果、存在Xの三つの奇跡がメアリーだけに集中してしまいました。
書籍版では「神の加護」という説明にとどまっていたものが、漫画版では「なぜメアリーがここまで強いのか」という経緯が丁寧に補足されています。
メアリーの戦い方は「味方殺し」「無能な働き者」
メアリーは強いだけでなく、問題行動が多いキャラクターとしても描かれています。
- 上官ドレイクを悩ませる「無能な働き者」
- 味方が全滅した事件の経緯
詳しく解説していきますね。
「無能な働き者」という評価の意味
上官のウィリアム・ダグラス・ドレイク中佐はメアリーの扱いに手を焼いています。
というのも、メアリーは父親の仇を討つためであればなりふり構わず突進していくため、命令無視が多くありました。
しかも、一般人レベルの知識しかないため政治感覚に乏しく、保護を信じて投降した敵兵を「死刑制度がないから」とルーシー連邦に引き渡そうとしたこともありました(連邦に引き渡されれば死ぬまで強制労働が待っている)。
アニメ版ではドレイクがメアリーに聞こえないところで「無能な働き者か、厄介な……」とぼやくシーンがあります。
「無能な働き者」は旧ドイツ軍の格言に由来する言葉で、「勤勉だが間違った方向に突っ走る危険な兵士」を意味します。
ターニャを見た瞬間に命令を無視して突撃してしまうメアリーは、まさにその典型です。
友軍一個中隊が全滅した事件
書籍版での最も深刻なエピソードとして、メアリーのスタンドプレーの果てに友軍の魔導師一個中隊が丸ごと全滅するという事態が起きています。
敵に対してだけでなく、結果的に味方にも甚大な被害を出してしまう。
これがメアリーの最大の問題点であり、軍としても扱いに困る理由です。
「強すぎるがゆえに制御できない」という問題は、存在Xの加護が原因ともいえます。
メアリーは死亡するのか?
画像引用元https://x.com/apiwosan/status/1372829638318194693?s=20
最も気になる「メアリーの最後」を媒体別に整理します。
- WEB版では仲間に抹殺される
- 書籍版・アニメ版では生死不明
- 漫画版では継続的に登場中
3つの違いをそれぞれまとめていきますね!
WEB版:仲間に抹殺された
WEB版のメアリーは書籍版とはほぼ別人のキャラクターです。
書籍版のような悲惨な過去は一切なく、合州国生まれの狂信者として描かれています。
戦略も戦術も理解せず、上官の命令を無視し、フレンドリーファイア(味方を巻き込んで攻撃する)の常習犯として疎まれた結果…大戦終結間際、疲弊した状態で味方から抹殺されてしまいます。
メアリーは度重なるフレンドリーファイアのせいで、巻き込まれたたくさんの兵士の遺族に恨まれていました。
そのため、実行犯には事欠かなかったとされています。
書籍版・アニメ版:生死不明のまま
書籍版とアニメ版では、メアリーは今のところ明確に死亡していません(2026時点)。
劇場版のクライマックスでターニャとの一対一の戦闘に突入し、互いに深手を負いながらも決着は描かれませんでした。
書籍版も連載中であり、現時点でメアリーの死亡は確認されていません。
「後ろからの銃弾で殺される可能性」や「生き延びて再びターニャと対決する展開」など、さまざまな可能性がファンの間で考察されています。
漫画版:存在感を持って継続登場
漫画版(カルロ・ゼン原作・東條チカ作画)では、メアリーはより丁寧に内面が描かれており、フレンドリーファイア事件なども詳しく描写されています。
連載は現在も継続中であり、漫画版のメアリーはまだ物語の途中の段階にいます。
三つの奇跡という設定の追加もあり、書籍版よりもさらに強化されたキャラクターとして描かれています。
メアリーはなぜ「嫌いなキャラ」「好きなキャラ」に分かれるのか
メアリーへの評価が真っ二つに分かれる理由も整理しておきましょう。
- 嫌いな理由「行動の理不尽さと感情移入のしにくさ」
- 好きな理由「書籍版の人間らしい葛藤」
SNSで見かけた意見も参考にして、まとめていきますね!
「ガチでクソだと思った悪役」という声も
「上官の命令無視、軍規無視、スタンドプレーで友軍一個中隊が全滅、フレンドリーファイアの常習犯」という点を列挙して「ガチでクソだと思った悪役」と名高いです…。
戦場での理性の欠如、復讐一点張りの行動、そして結果として生じる味方への被害。
これらが「感情移入できないキャラ」「物語のバランスを崩すキャラ」という評価につながっています。
ターニャが軍人として規律を重んじ行動する一方で、メアリーは感情一直線の子供である点が対比になっているからこそ際立つのでしょうね。
書籍版のメアリーには共感できる側面もある
一方で、書籍版のメアリーは悪意の塊ではありません。
大戦の引き金を引いた協商連合の国民として他国の兵士から陰口を叩かれる立場に置かれ、その境遇に同情してくれたリリーヤという友人との交流も描かれています。
「感性は軍人ではなく一般人のそれで、上官ドレイクに扱いを困らせている」という描写は、彼女が根本的には普通の人間であることを示しています。
父への純粋な愛情と復讐心ゆえに「怪物」になっていく様子は、書籍版では確かに悲劇として読めます。
まとめ
メアリーの生死は、書籍・漫画・Web・アニメでそれぞれ異なります。
しかし、いずれも問題行動が目立つキャラとして描写されているため、いまだ詳細を描かれていない媒体においても結末は変わらない可能性はありますね。
とはいえ、今後も展開が楽しみです。
ここまでありがとうございました。




コメント