週刊少年ジャンプで2025年9月8日から連載が開始された『呪術廻戦≡(モジュロ)』
多くの読者が疑問に思っていることがあります。
それは「なぜ続編なのに作者が違うのか?」という点です。
原作は芥見下々先生が担当していますが、作画は岩崎優次先生が担当しているんです。
今回は、この呪術廻戦モジュロの作者体制や、なぜこのような続編スピンオフの形になったのかについて詳しく解説していきます。
呪術廻戦モジュロとは?基本情報を整理
画像引用元https://animeanime.jp/article/2025/09/01/92503.html
作品の基本データ
まず、『呪術廻戦≡(モジュロ)』の基本的な情報を整理してみましょう。
『呪術廻戦≡(モジュロ)』作品情報
- 連載開始:2025年9月8日(週刊少年ジャンプ41号)
- 原作:芥見下々
- 作画:岩崎優次
- 形式:短期集中連載
- 設定:呪術廻戦の近未来スピンオフ
この作品は、芥見下々先生にとって『呪術廻戦』完結後初となる新連載です。
なぜ「モジュロ」というタイトルなのか
「≡(モジュロ)」は数学用語で、『割り算のあまり』を意味する記号です。
この記号が示すように、本編との関連性を保ちながらも、新しい世界観を表現していることが分かります。
- 本編『呪術廻戦』との関連性
- しかし独立した新しいストーリー
- 近未来という異なる時代設定
- 既存キャラクターとは異なる登場人物
呪術廻戦の続編、モジュロの意味を考えると「余談」的な意味なのかもしれませんね。
なぜ芥見下々が原作のみ担当?作画を分ける理由
画像引用元https://www.famitsu.com/article/202509/51705
芥見下々が初めて原作のみを担当する理由
これまで芥見下々先生は、原作・作画の両方を一人で担当してきました。
しかし今回初めて原作のみの担当となっています。
つまりは、本編とは絵が違うわけですね。
はっきりと答えは公表されていませんが、理由はいくつか考えられます。
理由 | 詳細 |
---|---|
体力的な配慮 | 長期連載の疲労から回復期間を確保 |
新しい挑戦 | 原作者としての経験を積む機会 |
作品の幅を広げる | 異なる画風での呪術世界の表現 |
短期集中連載 | 限定的な企画に適した体制 |
もともと、本編の番外編であるスピンオフ作品は需要が高いです。
しかし、原作者が描く気がなかったり、忙しかったりなど。
あとは、他のスピンオフ作品が描けそうな作家に活躍の機会を設けるという意味もあってか、原作者以外の人が手掛けることが多いんですね。
モジュロも続編という立ち位置でありながら、形式はスピンオフなので作者が違うということなのでしょう。
芥見先生のコメントから読み取れること
芥見下々先生は公式コメントで以下のように述べています。
芥見です。お久しぶりです。
『呪術廻戦』(以下呪術)連載中、私以外の方が執筆する呪術スピンオフのお話はいただいていたんですが、漫画という媒体で、自分がコントロールできない範囲で作品の名前が走るのが怖かったため、当時はオファーをお受けすることができませんでした。
ただ、そのオファーが、本編のここを広げたら、ここの設定を突き詰めたら、時代設定を変えたら、いっそパラレルならと様々な企画を考えるきっかけになり、発想段階では一番突拍子のなかった「モジュロ」が連載会議を経て実現に至りました。
短期集中連載です。半年ほど(打ち切られなければ)お世話になります。単行本3巻くらい。
作画はあの岩崎優次(敬称略)‼すごいぞ!!うまいぞ!!綺麗だぞ!!
新しい呪術の入り口として「モジュロ」を楽しんでいただけたら幸いでございます。
このコメントから分かるポイント
- 既存ファンだけでなく新規読者も意識
- 『呪術廻戦』とは異なるアプローチ
- シリーズ全体の新展開への布石?
モジュロは、本編に登場したキャラクターがほぼ出てきません(今のところ)。
そのため、今まで呪術廻戦を知らなかった人に対して、新しいアプローチができるわけですね。
新規層を開拓するという目的もあるのかもしれませんね。
岩崎優次とは?作画担当の経歴と実績
画像引用元Amazon.com
岩崎優次先生のプロフィール
作画を担当する岩崎優次先生について詳しく見てみましょう。
代表作:『暗号学園のいろは』
西尾維新先生が原作、岩崎優次先生が作画を担当した作品で、2022年から2024年まで週刊少年ジャンプで連載されていました。
他にも、作画を担当されている作品はいくつもあります。
なぜ岩崎優次先生が選ばれたのか
岩崎先生が作画担当に選ばれた理由を分析してみます。
岩崎優次先生の強み
- 原作付き作画の経験:『暗号学園のいろは』で西尾維新先生との協業実績
- 画力の高さ:美麗で安定した作画技術
- キャラクターデザイン力:魅力的なキャラクター表現
- ストーリー理解力:原作者の意図を汲み取る能力
岩崎先生は、原作ありきの作品の作画を担当された経験があり、安定感のある作画と構成が評判です。
実際、モジュロは本編よりも人物の表情がはっきりしていて、個人的にはこの作画に選ばれた理由がある気がしますね。
岩崎先生のコメント
岩崎優次先生は今回の起用について以下のようにコメントしています。
岩崎です!
このようなお話をいただき作画家としてとても光栄です。
担当編集伝いに芥見先生からオファーをいただいたときは嬉しい反面、送られてきたネームを見ても僕で良いのだろうかと不安のほうが大きかったです。
今も緊張しながら作画中ですが、呪術ファンや『呪術廻戦』を読んだことのない方へ新たな物語を届けられるよう頑張ります!僕も一読者として楽しみです!
せっかく僕にお声がけいただいた以上、臆せず自分らしく作画できればと思います!
短い期間ではありますがよろしくお願いします!
このコメントから読み取れること
- 芥見先生からの直接オファーだった
- 作品への強い責任感と緊張感
- 『呪術廻戦』への敬意
- 新しい挑戦への意欲
岩崎先生がモジュロを手掛けるきっかけは、なんと原作者からのオファー。
芥見先生が岩崎先生のことを気に入っていらしたのが伺えます。
続編スピンオフという新しい試み
近未来設定の意味とは
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、本編から時代を進めた近未来を舞台としています。
この設定にはいくつかの狙いがあると考えられます。
- 新キャラクター中心:既存キャラに頼らない新展開
- 世界観の拡張:呪術界の進歩と変化を描ける
- 技術的進歩:新しい呪術技術や道具の導入
- 社会情勢の変化:呪霊との関係性の進化
- 読者への配慮:本編を知らなくても楽しめる
もともと、本編は最終回を迎えてから「その後の話がみたい」という要望が多い作品でした。
本編の世界観をそのままに、未来の話と描くことで、本編を大事にしながら新しい展開を見せて、さらに読者を増やす狙いがあるのかもしれません。
既存キャラクターとの関係性
多くのファンが気になる「虎杖悠仁たち本編キャラクターの子孫は登場するのか?」という疑問があります。
現在分かっていること:
- 主人公は折骨と真紀の子孫
- 世界観は確実に繋がっている
- 本編の影響を受けた社会設定
今のところ、主人公たちが本編の登場人物の血縁であることはわかっています。
ただ、本編との繋がりはそれ以外にあまりなく、おそらく今後サイドストーリーとして明かされていくのかなと思います。
読者の反応と今後の展望
ファンの反応は賛否両論
今週こんなかんじ
— ナマエ (@named_name05) September 7, 2025
芥見節と岩崎作画が同時に脳にぶち込まれるの気持ちええ!俺のためにモジュロ作ってくれたのってくらいどっちも大好き。
カグラバチ番外編いつにも増して台詞回しが活き活きしてるね。外薗節だね。
呪術スピンオフ、オテル生存、ハンタの足音やらでジャンプモチベ爆上がり中!#wj41 pic.twitter.com/feUei76XQ9
『呪術廻戦≡(モジュロ)』の発表に対して、読者からは様々な反応が寄せられています。
ポジティブな反応:
- 「芥見先生の新作が読めて嬉しい」
- 「岩崎先生の美麗な作画に期待」
不安な声:
- 「本編キャラが出ないなら物足りない」
- 「芥見先生の絵じゃないと違和感」
ただ、印象的には、岩崎先生の作画の評判がいいからか、ポジティブな意見が多いようですね。
私としても、モジュロの描き方が好きなので、短期でなく長期で連載してほしいものです。
まとめ
スピンオフ作品は、もともと需要が高く、原作者以外の作家が描くことの多いものです。
理由は、原作者の負担軽減だったり、新しい作家に機会を与えるためだったり…と色々考えられますが、今回のモジュロは岩崎先生の作画が好評なようで、今後も期待できます。
本編の登場人物が今後関わってくる可能性は今のところ低いため、賛否はありそうですが引き続き楽しんでいきたいですね。
ここまでありがとうございました。
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