世界最大級のアニメイベントAnimeJapanが2027年に初めて大阪で開催されることになりましたね。
毎年東京・東京ビッグサイトで行われてきた世界最大級のアニメイベントが、インテックス大阪へやってくるというのは、大阪在住のアニメファンにとっては、ちょっとした事件といえるニュースでしょう。
それと同時に、ふと気になりませんか。
「そういえば大阪って、アニメの聖地って意外と少なくないか?」と。
この記事では、大阪を舞台にしたアニメ・聖地スポットの一覧と、なぜ大阪は聖地が少ないのかという理由までまとめて解説します。
大阪の聖地は本当に少ないのか?
大阪在住でありながら今まで疑問に思わなかったんだけど、ふと考えたら大阪って極端にアニメ作品の聖地少なくない…?私が知らないだけなのかもしれないけど…。 やっぱり制作会社の多くは東京にあって、よほど理由がない限り都市部を描くなら関東に落ち着くからかしら。
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) February 21, 2026
「大阪のアニメ聖地が案外少ないのでは…?」と思う方は結構いるようです。
ここからは、本当に少ないのか?少ないならその理由は何なのか?などをまとめて解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
数字で見ると、関西の中でも大阪は突出して少ない
少し古いデータにはなりますが、2016年時点で以下の数だけ聖地があるようです(参考:PRTIMES)。
- 東京都:1712件
- 神奈川県:371件
- 京都府:269件
- 大阪府:74件
東京がトップなのはいわずもがな、続く2番目に聖地が多いとされる神奈川でも371件、3番目の京都が269件となっています。
47都道府県ある中で15位とはいえ、東京と比べるとかなり少なく感じますね。
東京が1,000件超というのはもはや別格としても、大阪が関西内でも京都・兵庫より少ないという現実は、大阪在住のアニメファンとしては引っかかるところでしょう。
東京・埼玉が強い
東京が1,000件超になる理由はシンプルで、アニメ制作会社も漫画家も出版社も東京に集中しているからです。
制作スタッフがロケハンしやすい場所、つまり東京とその近郊が自然と舞台に選ばれやすくなります。
面白いのは埼玉の例です。
観光スポットが少ないとされる埼玉が上位に食い込んでいる背景には、2007年の「らき☆すた」の存在があります。
舞台となった久喜市・鷲宮神社の初詣客は、放送前の9万人から放送後に49万人へと急増しました。
この成功を機に埼玉県がアニメ聖地を観光資源として積極活用する方針に転換し、以降は「あの花」(秩父市)、「ヤマノススメ」(飯能市)、「神様はじめました」(川越市)と聖地が積み上がっていきたと考えられます。
大阪を舞台にしたアニメ・聖地スポット一覧
りゅうおうのおしごと 第一話 本編 大阪福島駅周辺 OP 大阪市内各所 おおよその場所をストリートビューにて #りゅうおうのおしごと #聖地巡礼 https://t.co/zGe5tgvIzL
— ゆぅゆぅ (@nico_yuuyuu) January 8, 2018
大阪を舞台にした作品は以下で一覧にまとめました。
代表的なものに絞っているので、他にもあるよ!という場合は教えていただければ嬉しいです。
| 作品名 | 放送年 | 舞台エリア | 備考 |
|---|---|---|---|
| じゃりン子チエ | 1981年 | 大阪市西成区(花園北) | 下町・ホルモン屋が舞台の人情コメディ |
| アベノ橋魔法商店街 | 2002年 | 大阪市阿倍野区(王子本通り商店街) | 安倍晴明神社のすぐそば |
| ラブコン | 2007年 | 堺市 | 実際の堺市の風景が描かれている |
| 黄昏乙女アムネジア | 2012年 | 河内長野市(清教学園) | 学園ホラー?清教学園がモデル |
| 彼女と彼女の猫 | 2016年 | 大阪市塚本駅周辺・淀川河川敷 | 新海誠の自主制作リメイク作品 |
| ハンドシェイカー | 2017年 | 大阪市(近未来設定) | キャラが関西弁を話さないと指摘あり |
| りゅうおうのおしごと! | 2018年 | 大阪市(関西将棋会館・新世界ほか) | 聖地スポットが最も明確な作品 |
この中で聖地巡礼しやすいのは「りゅうおうのおしごと!」と「ラブコン」あたりでしょうか。
「りゅうおうのおしごと!」は関西将棋会館や新世界周辺が実際に登場しており、現地を訪れても作品の雰囲気を感じやすい作品です。
「ラブコン」に関しては舞台も登場人物もゴリゴリの大阪人なので、じゃりン子チエと同じく大阪の雰囲気を感じやすい作品になっています。
なぜ大阪はアニメの舞台になりにくいのか
画像引用元https://x.com/bozu_108/status/2084568775777480946?s=20
大阪がアニメの舞台になりにくい理由は、いくつか考察できます。
以下では、特に考えられそうな3つをまとめてみたので、ぜひご覧ください!
制作会社・漫画家が関東に集中している
前述の通り、アニメ制作の現場は東京中心です。
製作会社や漫画家さんはほとんどが都心近くに在籍しており、生活の場が関東圏の場合がほとんどとなっているんです。
大阪に縁のある作家が大阪を舞台に描いた作品でなければ、そもそも大阪が舞台に選ばれる機会が少ないわけです。
じゃりン子チエの原作者・はるき悦巳氏が大阪出身であることや、りゅうおうのおしごと!の舞台に大阪が選ばれたのも、そういった作家と土地の結びつきがあるからこそでしょう。
「関西弁の壁」という業界の慣習
大阪が舞台の作品を作る上で、制作側がしばしば直面するのが関西弁の問題です。
東京の声優が関西弁を演じると違和感が出やすく、かといって関西出身声優を中心にキャスティングすると人材の選択肢が狭まるという悩みがあります。
演技指導などの必要も出ますね。
実際、「ハンドシェイカー」は大阪が舞台であるにもかかわらずキャラクターが関西弁を話さないことが視聴者から指摘されていたそうで、その難しさがよく表れています。
大阪の性質自体が扱いづらい?
大阪という場所は東京に比べて独自の雰囲気を持っています。
府民の性格であったり地域的な考え方だったり…ある意味では排他的でサバサバしているという意見もあります。
そのため、作品の舞台に使おうと思うと、リアリティの再現が難しいという壁があるのかもしれません。
あくまで一つの仮説ですが、とはいえ最近のアニメ視聴者は結構「そんなとこまでみてるの!?」ってことがあるので、意外と気にするポイントかなぁ…とは思いますね。
まとめ
正直なところ、アニメの聖地の数は地方に比べればめちゃくちゃある方なので、少ないということは絶対にないと思います。
ただ、東京と比べると印象が薄く感じてしまうのも事実でしょう。
大阪のAnimeJapanをきっかけに、また新たな聖地ができると良いですね。
ここまでありがとうございました。


コメント